2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

古本に憑かれる

昨夜自転車でブックオフ三島徳倉店へ行く。ジャン=ジャック・フィシュテル「私家版」創元推理文庫2000 年初版、ドナルド・E・ウェストレイク「最高の悪運」ハヤカワ文庫2000年初版、計210円。前者は28日の北村薫のエッセイで触れられていたもの。持ってい…

ファウスト、気宇壮大

何日もかけてやっと昨夜遅くゲーテ「ファウスト」を読了。その時雨が降ってきたが、朝、すげえ暴風雨で目が覚めた。八時半には止んだけど、ちょっと見たことのない雷雨だった。面白いものを見たわ。そういえば「ファウスト」にこのような雷雨の場面があった…

すげえ写真家がやって来た。

銅版画の林由紀子さんから電話。神田神保町の文房堂で坂東壮一氏に遭遇したと。ケモノ道だ。じっとしている私はノケモノ道か。 昨日買った岡井耀毅(てるお)「瞬間伝説 すげえ写真家がやって来た。」にワクワクする。 「この一冊の本に点綴し凝縮した文章は…

ミステリよりおもしろい

春だ。こんないい陽気では染井吉野の開花がぐっと進むだろう。 ブックオフ長泉店で三冊。岡井耀毅「瞬間伝説 すげえ写真家がやって来た。」KKベストセラーズ1994年初版帯付、姫野カオルコ「桃」角川書店2006年2刷、同「ハルカ・エイティ」文藝春秋2006年4…

3月26日(月) 休館日

いい天気なのでブックオフ函南店と三島徳倉店を自転車でハシゴ。函南店では伊坂幸太郎「週末のフール」集英社2006年、小峰元「ピタゴラス豆畑に死す」講談社1974年、宮部みゆき「理由」朝日新聞社1998年、文庫棚から奥泉光「坊ちゃん忍者幕末見聞録」中公文…

ご恵贈

ブックオフ長泉店で三冊。高野和明「幽霊人命救助隊」文藝春秋2004年初版帯付、松浦寿輝「巴」新書館2001 年初版帯付、村松昌三「『デッサン』用具と描き方」美術出版社1995年初版、計315円。 それからホームセンターに寄り雨傘一本1000円を購入。これ、歩け…

荒れ模様

風雨が強いのでバスでご出勤〜。200円の散財。でも濡れず。お金の有り難さよ。 「『パラドックス』SF傑作選 SFスナイパー」ミリオン出版1998年を読んだ。背表紙には 「「何をしてもいいのよ…』とSFはいった。」 まったく何でもありのすっ飛んだ世界だ…

絵だ視察だ雨だ

朝、歩いて団体展〜個展を観て回る。個展会場で知人女性に出会う。某高校の専任美術講師になったという。それから心の相談室の相談員にも。うわあ、お姉さまに相談してえ。その足で午前十一時千葉県からの視察の出迎えへ。源兵衛川を中心に案内する。きょう…

♪奥野淑子さん来館♪

午後一時半、三島駅で木口木版の奥野淑子さんを出迎え。桜家で蒲焼を賞味して美術館へ。彼女、小原古邨の木版画「夜桜に烏」に目が釘付けに。 二年前に観てもよさが解らなかったと思う、と彼女。今だからこそ解る、この凄さ。この絵のために彼女、東京へ戻る…

浜の真砂は尽きるとも

知人のサイトで彼が奥さんについて書いている。 「あんな口の悪いオンナはウチの奥さん以外に見たことがない。ウチの奥さんも凄いよ。TVでシンクロナイズド・スイミングのソロを見てポツリとひと言『鮫に食われてる人みたい』と。」 思わず笑ってしまった…

ファイルーズ・フェイルーズ/限界・辺境

一昨日のフェイルーズだけど、チラシにはファイルーズとある。ネットで調べてみると、ファイルーズとフェイルーズと二つに分かれている。発音からするとフェイルーズだと思う。日本人はFAIを文字通りファイと読んでしまうのだろう。アルファベット表記で…

ヨモギ採り

朝早めに自転車で出て美術館へ手荷物を置き、西へさらに向かう。黄瀬川の土手に自転車を置き、斜面の陽だまりに群生しているヨモギの若芽をナイフで切り取る。一時間ほどでブックオフの大き目のレジ袋にパンパンになったので、自宅へ持って帰る。再び美術館…

休館日・フェイルーズ

正午近くに起床。春眠は極楽気分。東京の知人から手紙。一月前に贈った「小熊秀雄詩集」岩波文庫のお礼状。中に「アラブの歌姫」フェイルーズFAIROUZのチラシ。私はギリシャ盤の1976年と1979年のLPレコードとCD二枚を持っている。30年ほど聴いているんだ…

萌え〜・西島三重子

書評のメルマガ305号、写真集『工場萌え』(石井哲/写真 大山顕/ 文 東京書籍 本体1900円)にドキッ。紹介文から。 巻末には、「工場鑑賞のモデルコース」の紹介もあります。湾岸線ドライブ →三渓園→本牧臨海公園→レストラン ドルフィンというコテコテのデー…

都市・ガラスノ牙

昨晩、イトーヨーカドー三島店へ徒歩で行き、スニーカーとご飯茶碗を買った。ここ何日か茶碗を探していたのだけれど、気に入ったものが専門店になくてヨーカドーのフェアにあるとは。ワカラナイものだ。帰宅してコーヒーを淹れる。自宅には豆しかないので電…

評論・随想・エッセイ・詩

昨日買った「現代日本文学大系97 現代評論集」筑摩書房1973年収録の森有正「遙かなノートル・ダム」を読む。これを読みたくて買ったようなもの。彼の思想の特質である「体験から経験へ」が原型のかたちで表れている。 「この際、問題の中心になる経験という…

現代詩・没論理的な現代

昨日の歌仙「還暦の巻」には辛止散人の前書がある。冒頭を抜書きする。 「つらつら考ふるに、現代詩といふものの袋小路に迷ひ込んで低迷せる姿は、才能と言ふ資本金なき者が無理矢理個人商店を開業したためにあらざるや。」 うまいわ。昭和の時代にはせっせ…

歌仙

朝、電話で問い合わせして来館された女性は「いい美術館ですね。大きいですね」と感想を述べられた。大きいと言われたのは初めて。小体な美術館だと思っているけど、人によって印象は異なるものだ。 フリーペーパー「南大分マイタウン」を20年出している知人…

3月12日(月) 休館日

朝、知人の車に同乗して修善寺温泉の郷土資料館、新井旅館、内藤ルネ人形美術館を廻る。午後一時帰宅、昼食。それから強風の中、ブックオフ函南店へ自転車で行く。途中、別の知人の店に寄り、メナード化粧品のカレンダー一月二月分の一枚をもらう。深田恭子…

富士に蓮華

蓮華が咲き出した。これは雪の富士山に似合うわ。 ブックオフ長泉店で三冊。埴谷雄高「死霊 I」講談社文芸文庫2003年2刷、山田風太郎「風々院風々風々居士」ちくま文庫2005年初版、エドワード・D・ホック「サム・ホーソーンの事件簿 IV 」創元推理文庫2006…

3月12日(月) 休館日

朝、知人の車に同乗して修善寺温泉の郷土資料館、新井旅館、内藤ルネ人形美術館を廻る。午後一時帰宅、昼食。それから強風の中、ブックオフ函南店へ自転車で行く。途中、別の知人の店に寄り、メナード化粧品のカレンダー一月二月分の一枚をもらう。深田恭子…

富士に蓮華

蓮華が咲き出した。これは雪の富士山に似合うわ。 ブックオフ長泉店で三冊。埴谷雄高「死霊 I」講談社文芸文庫2003年2刷、山田風太郎「風々院風々風々居士」ちくま文庫2005年初版、エドワード・D・ホック「サム・ホーソーンの事件簿 IV 」創元推理文庫2006…

お掃除

レコードの音がイマイチ切れが悪い気がするので、昨夜何年もしてなかったお掃除をする。電源コードを抜いてコンセントを磨く。ピンケーブルを抜いてプラグを磨く。スピーカーケーブルを外して端末を磨く。レコード針を磨く。なんかんやと磨いてそれぞれ元通…

「版画の誘惑」展初日

昨晩、レコードをかけたら片方のスピーカーから音が出ない。うろたえた。カートリッジシェルをはずして装着し直したりしても駄目。ああ、もう再起不能か。天井を仰ぐ……。思いついてアンプの後ろの接続プラグを押し込んでみた。……お、音が出たよお。なあんだ…

新旧DVDプレイヤー

昨晩、風呂掃除を後回しにして買ってきたパナソニックDVD−S50をまずオーディオアンプに接続。音質は 2002年末に買ったパナソニックDVD−RV32(二万円弱)に及ばない。値段が半分だからま、そんなところだろう。次にテレビに接続。ビデオCDをか…

REBELミュージック

昨夜はナイジェリアの歌手・サックス奏者、故フェラ・アニクラポ・クティのCD二枚をガンガン聴いた。確か 1970年代後半の録音で、「ZOMBIE」と「 ORIGINAL SUFFERHEAD 」。ナイジェリアなまりの英語なので聞き取れないが、反政府音楽の戦闘意欲をか…

展示替えでくたくた

昨夕から始めた展示替えを続ける。へとへと。気分転換にブックオフ長泉店へ行くが、何もなし。ネットを散策すると、早坂類さんの6日のブログにマダム・シルクの移転が話題になったいた。学生時代に時々行ったお店。 やっと一休み。先だって女性来館者から手…

3月 5日(月) シャドウ

休館日。荒れ模様なのでご近所を歩いてお散歩終了。ぼーっと過ごす休日。他に何もなし。 道尾秀介「シャドウ」東京創元社2006年、読了。巧緻な傑作ミステリだ。最近興味深い新人が多いが、それにまた一人加わった。

思い過ごし

昨日はじつは歯がちょっと鈍痛でそれだけでヘコんでいた。今朝歯医者で診てもらったところ、金をかぶせた歯の隣がちょっと黒くなっている。二〜三回で治癒するとのご診断。嬉し〜い。また金歯の治療でン万円かかるのかと思って気分が重かった。やれやれ。今…

大銀河の尻

掌に落ちる冬天大銀河 目覚めの床で浮かんだ句。どなたの句なのか、連想句なのか、駄句なのか(だろう)、門外漢なので不明。飯田龍太の死去に「一月の川一月の谷の中」が浮かんだ……そんなところからだろう。 先だって面白そうだから買った山田五郎「百万人…