2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧
昨日はフォルクローレ歌手アタワルパ・ユパンキ(1908-1992)の誕生日なので、夜CDを聴いた。LPレコードは四枚持っているけど、プレイヤーをまだ買い替えてない。いつ買えることやら。フォルクローレといっても若い人はわかるだろうか。ましてやユパンキ…
休館日。お蒲団のなかで蓑虫状態でお昼近くまで過ごす。昼食後、自転車でブックオフ三島徳倉店へ。村上春樹「村上朝日堂はいほ〜!」文化出版局1989年帯付、文庫棚から小林信彦「地獄の読書録」集英社文庫1984年、仁木悦子「赤と白の賭け」講談社文庫1982年…
毎日新聞昨夕刊、川村湊「文芸時評 1月」のお題は「『罪』に見合う『罰』とは」。冒頭、 「『異邦人』が『よそもの』、『眼球譚』が『目玉の話』、『嘔吐』が『むかつき』という訳題で新訳されている。少々の違和感を感じないわけでもないが、これも文学受…
昨夜は夜風に誘われてお散歩。ぶらぶらと歩く先にはブックバンク三島店。100円の創元推理文庫から三冊。ジュール・ヴェルヌ「必死の逃亡者」1972年初版、S=A・ステーマン「六死人」1984年初版、ヘンリ・セシル「メルトン先生の犯罪学演習」1970年7刷、どれ…
加賀乙彦「犯罪ノート」潮文庫1986年読了。表紙に「犯罪者との面接ノートを通して人類永遠のテーマ"犯罪と悪"を追う。」とあるが、その犯罪者は殆どが凶悪犯つまりは無期懲役刑か死刑の囚人。大きなテーマは死刑制度への疑問。 「死刑囚は自分の気持を統御で…
朝八時半から十時まで40人ほどを案内。きょうは自転車で美術館へ。開けるとすぐに来館者。やれやれ。 毎日新聞昨夕刊、渡辺裕「考える耳」のお題は「リアリティー感覚の急速な変化」。見出しは「背景にメディアとの根源的な関わり」。 「『生』の音だけが音…
昨日の鮎川信夫の時事コラムは盲点を突くが、書評も鋭い。「松本重治『昭和史への一証言』」から。 「何を隠そう。激動の昭和史をつくりだした張本人は、明治生まれの日本人なのだ。」 「昭和史を解く鍵が、日本の近代化だというのは、一つの仮説にすぎない…
ブックオフで角川文庫の寺山修司を手にしたのだけれど、巻末に差別的用語を著作権継承者との話し合いで書き換えたという旨の記述があったので棚に戻した。どんな言葉が該当するのか表記しておいてくれれば検討する余地があるものを、これでは表現の封殺だろ…
休館日。埼玉県からの視察40人を案内した後、年配の知人の話し相手をして午後三時帰宅、やっと昼食。一服した後ブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。鮎川信夫「最後のコラム」文藝春秋1987年帯付、辻真先「旅路」中央公論社 1986年帯付、松村栄子「僕はかぐ…
一日空いたけど、「長いお別れ」から。 「結婚して五年になるとしたら、結婚したときは三十七でした。女についてたいていのことは知っている年齢です。たいていのことといったのは、女について何もかも知りつくしている人間はいないからです」14章 私なんざ…
時折もどかしい記憶がある。昨日記した八つ木のぶ氏の作品で、ほう、とまず感心したものに、氏が谷間の渓流から喚起された造形があった。段々(二段の滝からの発想とか)の表面にゴルフ棒の先端のふくらみ部分を切って付けたような、茸のような突起物がいく…
何をチョンボやってんだか。昨日の映画は「クロッシング・ザ・ブリッジ」だ手元のチラシを見てアチャー。 昨日閉館後、知人の車に同乗して造形作家八つ木のぶ氏のアトリエを訪問。ネットでは見ているけど、実物は初めて。アトリエにあるのは模型だけれども、…
来館者の応対に追われ書こうと思っていたことをつい忘れる。昨日忘れたのは静岡新聞の下段の雑誌広告。週刊新潮、週刊文春それに女性セブンの揃い踏み。記事の目玉はそれぞれ「剥がされた『セレブ夫妻』の仮面」、「『のこぎり妻歌織』と『失われた子供』」…
昨日話題にした坪内逍遥「役の行者」は戯曲だった。小説版の「神変大菩薩伝」を読む。いやあ、気宇壮大、雄渾な筆致に変転極まりない展開で一気に読ませる。和漢に通じシェイクスピアを訳している作者ならではの面白さだ。飛鳥時代なのにラバース、モーショ…
一日ゆっくり雨。雨でも来館者。人が途切れてふわっと空気がゆるむ。ゆるんだ空気に沈む。 手紙の返事を書かねばならないが、腕が動かない。知人から届いた無料紙「南大分マイタウン」の広告。 「岩盤浴ドーム設置 ハートフルカイロ」 ハートフルとは、と突…
休館日。お蒲団にくるまり蓑虫状態で休眠を楽しむ。それにも飽きて午前十一時半起床。昼食後ブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。池上永一「レキオス」文藝春秋2005年、文庫棚から「泉鏡花集成 12」ちくま文庫1997年、北森鴻「親不孝通りディテクティブ」講…
きょうもいろいろな方が来館。接待に忙しい。その合間をブックオフ長泉店へ〜。法月綸太郎「生首に聞いてみろ」角川書店2004年初版帯付、夢枕獏監修「七人の役小角(えんのおづぬ)」桃桜書房2000年初版、斎藤充功(みちのり)「刑務所を往く」ちくま文庫200…
午前十時十三分、美術館の前をチリ交の車が通った。何年ぶりだろう、「毎度お馴染みの〜」あの呼びかけ。ブックオフで金にならない古本はチリ交へ!だな。そのブックオフ長泉店で昨夕二冊。岩井志麻子・中村うさぎ・森奈津子「最後のY談」二見書房2003年初…
西研「実存からの冒険」ちくま学芸文庫読了。これを読んで、自分はポスト・モダン思想にはまるで縁が無かったと実感。私の思考はニーチェ〜ハイデガーに近い。今の生き方も西研のいう「実存からの冒険」に重なる。 「存在の危機といえるほどのおおげさなもの…
昨日話題にしたつりたくにこ さんのマンガを読む。一番印象的なのは「彼等」。「ガロ」臨時増刊「つりたくにこ特集」で発表されたもの。この曲がった道路、この大学正門、この喫茶店・・・・西池袋に違いないと思った。後日つりたくにこさんのご主人からそう…
久しぶりに開いた「現代詩文庫66 中井英夫詩集」思潮社1976年初刊を読み耽った。この本には詩集「眠るひとへの哀歌」思潮社1972年と「彼方から」深夜叢書社1971年に収録されている詩以外の詩も収められていて、中井英夫全詩集といっていい内容だ。 ここまで…
東京池袋に住む、「ガロ」で活躍したマンガ家故つりたくにこさんの夫からの年賀状にはブックオフ「江古田店ここは意外な出物が行く度にあるので巡回コースに入れたいのですが、回れてません。」 欄外に「小熊秀雄詩集岩波文庫を探しています。」 ああ、それ…
霜柱サクサク〜壮麗な落日。冬の一日。 詩人・歌人の早坂類さんの8日のブログに心が騒いだ。短歌の角宮悦子と井辻朱美を取り上げている。角宮悦子という歌人をどれほどの人が知っているだろう。そのごく少数に早坂類さんがいたとは。そういえば、早坂さんと…
今年は月曜休館に変更したけど、知らなくて来る人もいるだろうから開館。案の定来館者。 昨日の強風で道路をはさんだ日産中古車販売店の大きな看板(K美術館交通・地図 、左写真の青い「Ucars」看板)が壊れ、撤去作業。デカイ看板だから金がかかるわ。 昨…
昨晩NHK衛星放送の歌番組で懐かし丸山圭子が「どうぞこのまま」1976年を歌っていた。おいおい本人かよお、と疑うほどの変貌→太り過ぎ。声も違〜う。途中で切ってしまった。当時買ったシングル盤を見て、丸山→美輪明宏みたいに変貌するならなあ、とぼやい…
以前リサイクル店でジャケット買いしたキャンディーズのLPレコード「キャンディ・レーベル」1977年 300円は拾いものだった。17cmLPレコード、カラー・ピンナップ、特製ジャケットの揃い踏み、なんたってランちゃんがいい。で、買った時聴いてみたけど歌…
昨夕は近所の古本屋へ。コンスタン「アドルフ」新潮文庫1983年45刷80円、ガードナー「吠える犬」新潮文庫1965年初版帯付120円、ヘンリイ・スレッサー「夫と妻に捧げる犯罪」ハヤカワ文庫1974年初版150円、吾妻ひでお「やけくそ天使 5」秋田漫画文庫1980年4…
知人の多くがMIXIに入っている。私はいまのところ入会するつもりはない。ここでタワゴトとボヤキを見知らぬ誰かに向かって書き込んでいるのが性に合っている。きのう届いた年賀状に「時々ブログ拝見しております/充実した日々ですネ」とある。姓に覚え…
昨日はその後気が向いてブックオフ沼津店へ自転車を走らせる。おお、半額セールじゃ。北方謙三「明るい街へ」1996年初版函帯付、倉知淳「壷中の天国」角川書店2000年初版帯付、文庫棚から芦原すなお「雪のマズルカ」創元推理文庫2005年初版、北森鴻「花の下…
午後ほんのお湿り。もう降りそうにないので美術館へ。きょうはなにもしない全休日。年賀状の確認だけ。