2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

休館・翼鏡

マレーシアのベテラン女性歌手シャリファ・アイニ Sharifa Aini のベスト盤CD5枚組が昨日届く。年末年始はこれを聴いて過ごすつもり。 毎日新聞12月18日付、「2011年 『この3冊』」で作家の堀江敏幸は、山城むつみ『ドストエフスキー』講談社、ポール・…

休館・展示準備

味戸ケイコさんのさし絵100点余りと新聞切り抜きを展示。微調整は明日。 ブックオフ長泉店で二冊。鎌田慧『津軽。斜陽の家』講談社文庫2003年初版、若桑みどり『女性画家列伝』岩波新書1985 年初版、計210円。

万能川柳

毎日新聞昨夕刊に「選者・仲畑貴志さんと選ぶ 万能川柳2011」の記事。気に入ったものを少し。作者名は省く。《 いい人も政治家になり悪くなり 代案はないが非難はできる党 首相より村長偉く見える国 本当は支持率じゃなく期待率 占い師震災予想だれひとり 待…

最終章

壁面のアクセアサリーが消えてガランとした展示室……ではない。買い手からしばらく展示していて、と依頼された椅子、売れなかった椅子たちが、あたかも龍安寺の石庭のように点在している。壁面に向いているので、背面、足部の深い彫り込みが先の展示よりも明…

12月26日(月) 休館日

のんびり過ごす。 昨日の毎日新聞に「私が選んだ今年の秀句」。四人が十句ずつ選んでいる。重なる俳句はひとつもない。私の気に入った俳句は、西村和子の選からひとつ。《 寒の水より包丁を抜きにけり 押野裕 》 高野ムツオの選から。《 慟哭のこゑ天にある…

撤収

展示したアクセサリーなどを撤収。 今年起こったトンデモ事件を某サイトから。《 「警察学校の懇親会で十九歳の研修生が急性アルコール中毒で病院に搬送」(京都) 「国勢調査で、暴力団員が総務省から任命され、調査員を務める」(福岡) 「世界文化遺産登…

白砂勝敏・木彫の椅子展最終日

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。柳広司『ダブル・ジョーカー』角川書店2009年2刷帯付、津村秀介『孤島』講談社文庫1998年初版、計210円。あ、こんな本が、と手を伸ばしたら、私の売った本だった。ブックオフとえばこんな話題。《 棚を見はじめると、…

ぶたぶたの食卓/白砂勝敏・木彫の椅子展

矢崎存美『ぶたぶたの食卓』光文社文庫2005年初版を読んだ。チャーハン、あさりを使った料理、ガレット(クレープ)、そしてかき氷を題材にした四篇。どれも山崎ぶたぶたが手がける、とびっきり美味しい食べ物。ゴックン、食べたくなる。そして心あたたまる…

35年/白砂勝敏・木彫の椅子展

来館者のほとんどの方が「見たことがない」と感想を述べられる木の椅子。製作者の白砂さんも、最近になってやっと「見たことがない」の意義に気づかされた、と言う。あれあれ。未知の美を創造したのですよ。木工作家やアーチストが、「こういう創り方があっ…

ビブリア古書堂の事件手帖 2/白砂勝敏・木彫の椅子展

昨夜は『家政婦のミタ』を見てしまった。はあ。続いてNHKの『SONGS キャンディーズ』へ突入。はあ。《 昭和みたいな試聴率だな 何でこんな人気なんだ? 》 矢崎存美ぶたぶたシリーズ、今月の新作『ぶたぶたは見た』光文社文庫。 三上延『ビブリア古…

ぶたぶた日記/白砂勝敏・木彫の椅子展

先だって年配の女性から恵まれた果実酒を、深夜寝る前にチビチビ呑んでいる。サントリー・ブランデーXOの壜に入っている甘い酒は、なぜか私の口に合う。ブランデー、ウィスキー、ワインそして日本酒焼酎と、いろいろ呑んできたけど、私の好みは、どうも果…

ドリッピング/白砂勝敏・木彫の椅子展

一昨日の晩、Eテレの『日曜美術館』の特集「ジャクソン・ポロック」に違和感を覚えた。それほど優れた画家か?「ピカソを超えた」にはあきれた。ピカソは未だ賞味期限切れではない。ポロックは疾うに賞味期限が切れている。宇佐美圭司『20世紀美術』岩波新…

休館日/白砂勝敏・木彫の椅子展

ブックオフへ不要本を売る。530円也。あとはのんびり。 ネットの拾いもの。《 「さいたさいたチューリップの花が 並んだ並んだ 赤・白・黄色」って花言葉にすると「告白・失恋・かなわぬ恋」だからな。》

ゆりくまさん/白砂勝敏・木彫の椅子展

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。海堂尊(たける)『アリアドネの弾丸』宝島社2010年初版、中島京子『冠・婚・葬・祭』ちくま文庫2010年初版、計210円。 朝、畑は一面真っ白。初霜柱。 立原えりか『ゆりくまさん』国土社2003年新装6刷を読んだ。来年…

犬の記憶 終章/白砂勝敏・木彫の椅子展

昨日午後、来館者が途切れた時、you tube でアフリカの音楽 を聴いていたら、白砂勝敏氏が「これいいですね」と身を乗り出してきた。この曲「 Ballake 」が収録されている二枚組CD、BEMBEYA JAZZ NATIONAL『 The Syliphone Years 』2004年をきょう持ってく…

感動価値/木彫の椅子展

知り合いの若い女性デザイナーの仕事ぶりが「あおもり好き」ブログで紹介されてれていた。以下抜粋。《 急きょネットで注文したのですが、画像データや校正や配送のやり取りを担当の方とメールで何度もやりとりをしました。 そして、すべてが完了した時のメ…

ビブリア古書堂の事件手帖/木彫の椅子展

今朝は街に霧が降りていた。いい雰囲気。 知人女性が貸してくれた三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』メディアワークス文庫2011年9版を読んだ。北鎌倉のビブリア古書堂という古本屋を舞台に古本に関わる事件の謎を、骨折で入院中の若き女主人が、店員の若い…

白砂式様式美/木彫の椅子展

展示中の白砂勝敏氏の木彫の椅子、見たことがないと深い関心を寄せるけど、毎日見れば見るほど、これは今までにない様式美を創造したのでは、という思いを強くする。 北森鴻『支那そば館の謎』は、ユーモア本格推理小説というのだろう。笑える箇所が随分ある…

支那そば館の謎/木彫の椅子展

昨日の日録、じつは、伊達巻は知らなかった。辞書を引くと、語義が玉子焼きの前に載っていた。戦後生まれなので、真知子巻きは知っていたけど。 北森鴻『支那そば館の謎』光文社2003年初版を読んだ。《かつては関西一円を荒らす、怪盗だった》が、今は改心し…

休館日/ 木彫の椅子展

ポール・ヴァレリー『テスト氏』でオツムがてんてこ舞いだったので、煮詰まりをほぐすために、昨夕ブックオフ長泉店で105円で購入した、杉本綾責任編集『エロティックス』新潮文庫2009年初版を飛ばし読み。「四畳半襖の下張」から団鬼六まで多彩な中に杉本綾…

月蝕・反証/木彫の椅子展

日付が替わるころ、三階のベランダから真上を見上げて月蝕を見た。黄色くて小さな満月だった。 体が冷えたまま寝てしまったせいか、ヘンな夢をみた。夜、山間の露天風呂で偶然、その集落の秘密を知ってしまい、知られたことに気づいた親父の差し金の若い刺客…

白冨士・白薔薇/木彫の椅子展

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。中村弦『天使の歩廊』新潮社2008年初版帯付、姫野カオルコ『正妻』集英社 2007年初版、計210円。 今朝は寒かった。富士山は雪化粧。向かいの空き地では十輪ほどの白薔薇。手入れもされないのに、五月にも十月にも咲い…

夢違/ 木彫の椅子展

寒い。曇天。氷雨。美術館玄関脇の梅花空木に季節外れの白い花、三輪、蕾が二つ。九月の台風の塩害で葉が痛み、再び芽を出し……。ここで山崎ハコの「白い花」を聴く…… かな。 きょうは白砂さんがお休み、予想どおり、こういう日にかぎっていろいろなお客さん…

リア充

朝、友だちから電話「寒いね〜」。ネットの書き込みを連想。《 寒気扇 》。以前考えた変換 《 歓喜腺 》。 きょうも早くに初来館者。椅子に仰天、えらく感動される。 日米開戦記念日。八月十五日ときょうは国の指導部の愚かさを考えさせる。今年は原発災害と…

リア充

朝、友だちから電話「寒いね〜」。ネットの書き込みを連想。《 寒気扇 》。以前考えた変換 《 歓喜腺 》。 きょうも早くに初来館者。椅子に仰天、えらく感動される。 日米開戦記念日。八月十五日ときょうは国の指導部の愚かさを考えさせる。今年は原発災害と…

刺青/入墨

静岡新聞朝刊に記事が載ったせいか、午前十時には来館者たち。呑気にしてられない。皆さん、椅子にビックリ。 文藝春秋・編『読ませる話』文春文庫1981年初版、飯沢匡(ただす)「刺青に惚れこんで」は、目から鱗だった。入墨(いれずみ)は刑罰の印で、一犯…

弧を描く波のかたち

昨日午後、遠出をしてブックオフ沼津リコー通り店へ。加納朋子『七人の敵がいる』集英社2010年初版帯付、二階堂黎人『鬼蟻村マジック』原書房2008年初版、森博嗣『探偵伯爵と僕』講談社2004年初版函、W・フェルナンデス・フローレス『七つの柱』小学館1997…

休館日

昨日の毎日新聞のサラリーマン川柳に苦笑い。《 時効なし 浮気のつけは 墓場まで 三年目 》 昼前、近所の古本屋北山書店へ。古本山脈はさらに高く、古本谷はさらに急峻に。蟹歩きもまなならぬ。常盤新平・編『パーティ ジョーク PART I 』集英社文庫1983年初…

おかんアート

富士山、上半分が雪化粧。十時前から来館者。ふう。 「おかんアート」を知った。都築響一の紹介文から。《 メインストリームのファインアートから離れた「極北」で息づくのがアウトサイダー・アートであるとすれば、もうひとつ、もしかしたら正反対の「極南…

虚栄の肖像

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。北森鴻『深遠のガランス』文藝春秋2006年初版帯付、法月綸太郎『しらみつぶしの時計』祥伝社2008年初版帯付、西沢正史・編『古典文学鑑賞辞典』東京堂出版1999年初版、計315円。『深遠のガランス』は知人画家への贈呈…