2023-01-01から1年間の記事一覧

大晦日(閑人亭日録)

このひと月ほど活字に熱中することなく来し方をぼんやりと振り返っていたが、大晦日。2023年、令和五年も終わる。なんか、感慨がある。十代末からこの半世紀余り、1969年の学生運動のガリ版刷りのアジビラなど一次資料をいろいろ集めてきたが、それが「三島…

歳末の美術本鑑賞(閑人亭日録)

この数日、『圓山四條畫鑒(円山四条画鑑)』國華社、『和漢名画選』國華社の重厚な二冊を鑑賞してけっこう疲れた。きょうは審美書院の薄い美術本を開く。編輯兼發行者 田島志一『美術聚英 第十册』審美書院 明治四十四(1911)年十月十二日發行。多色摺木版画…

歳末の届け物(閑人亭日録)

發行兼編輯村山旬吾『和漢名畫選』發行所 國華社 明治四一(1908)年七月五日發行が届く。一昨日届いた『圓山四條畫鑒(画鑑)』國華社よりも重いんじゃないかな。下手をすると腰を痛めるわ。昼前の光を障子で緩め、一頁ずつゆっくり開いて鑑賞。うーん、面白…

歳末の川掃除(閑人亭日録)

午前十時過ぎ、源兵衛川上流、蓮馨寺横の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。両岸は建物が迫っていて暗いが、この時間だと日差しが川に当たる。ゴミがよく見える。重くなって引き上げる。ふう。今年の作業はこれが最後かな。 午後はゆっくり休む。昨日届いた『圓…

歳末のお買いもの(閑人亭日録)

友だちとバスに乗り、隣町のホームセンターへ台所のゴミ箱を買いに行く。ついでに二枚合わせると高さ60センチ、幅40センチになる薄い板を購入。帰宅。裏側に棒を渡して二枚をネジで留める。表面に濃い臙脂色のビロードの布をかぶせる。はみ出た布を裏に折り…

歳末のお掃除(閑人亭日録)

歳末のお掃除といっても普段やっていることに変わりはない。一年のホコリを払う、なんていうと誇りを払う、と勝手に思ってしまう、お年寄り。ま、誇りにも借金にも縁のない生活。四十年余り前、自宅を新築するときには二千万円を銀行から借りた。利息は確か…

歳末の贈り物(閑人亭日録)

朝、歯医者へ自転車で行く。痛いこともなく短時間で治療終了。やれやれ。歯よりも自転車走行~自動車との接触事故のほうが心配。青い矢印の自転車走行幅に自動車が寄ってくる。というより侵入してくる。自転車に乗るのが少なくなった。運転が下手になった。…

作業は無理しない(閑人亭日録)

午前十時、源兵衛川上流部、蓮馨寺横の茶碗のカケラ、ガラス片などを拾う。水曜日に雑草を刈り、川の石を移したり、川底のゴミを浚ったりしたので、川底に燃えないゴミがろ露出してきた。この時間だと日が射してよく見える。重くなって終了。ふう。無理は禁…

芋男爵(閑人亭日録)

夕方、不意に「芋男爵」という言葉が浮かんだ。男爵芋ではなく。きょうは焼き芋を作っていない・・・。が、午後、友だちとバスに乗り、沼津駅近くの喫茶店フレィバァへコーヒーと自家製ケーキを味わいに行った・・・せいかな。 https://loco.yahoo.co.jp/pla…

冬至(閑人亭日録)

冬至。だからではないが、来客の手土産の返礼用に、昼過ぎに焼き芋を作る。夕方、自分用に焼き芋を作る。手がかからなくて旨い。こりゃラクチン。病膏肓に入るではないが、私好みの焼き芋になる薩摩芋を探したくなる。 日本の若い女性たちの活躍に目を見張り…

焼き芋じいさん(閑人亭日録)

友だちがいただいた薩摩芋を焼き芋にして、と言ってくる。小ぶりの芋三本を、水漏れで使わなくなったご飯炊きの土鍋に並べる。私の調理用ガス台にパン焼き用の網を置き、その上に土鍋を載せる。とろ火で五十分。頃合いを見て、二重蓋を開け、爪楊枝で刺して…

『雨のように話しはじめる』(閑人亭日録)

味戸ケイコさんからポストカードブック『「雨のように話しはじめる」絵=味戸ケイコ 歌=平岡淳子』装丁夜話を恵まれる。 https://souteiyawa.theshop.jp/items/75406409 絵と歌とが見事に響き合っている。「使ってください」と味戸さんのメッセージがあるが…

『総員玉砕せよ!』(閑人亭日録)

年賀状の宛名書きを終える。五十通ほど。多い年には軽く百通を超えた。時代は変わる。さて、裏面はどうするか。一日が終える。 東京新聞、コラム『大波小波』は、犬生『再注目される「総員玉砕せよ!」』。冒頭。《 「映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』がヒット…

年賀状、宛名書き(閑人亭日録)

年賀状の宛名書きをする。鬼籍に入る人が今年も何人も。受け取ったほとんどの年賀状が印刷。こちらは表裏全部手書き。また間違えて訂正。はかどらない作業。墓行く作業も困るが。が、昨日の拙文を少し手直しするだけで、他に流用できることに気づいた。自身…

「宇宙のささやかなまたたき」(閑人亭日録)

昨日未明に書き留めた短い原稿を推敲。というより書き直し。蘊蓄博学をひけらかさず、やさしい言葉で短く。手書き原稿でA4版半分になった。これで十分。こんな雑文。《 「宇宙のささやかなまたたき」 予想と予測を軽々と跳ね飛ばし、けれどもヘンテコ極ま…

照屋眞理子『夢の岸』(閑人亭日録)

照屋眞理子第一歌集『夢の岸』について以前ブログにあげていた。 https://k-bijutukan.hatenablog.com/entry/20110223/p1 未明、ガバッと目覚める。天啓が閃き、知人作家の新作に関する感想を卓上のメモ用紙に一気呵成に書き留める。何を書いたか覚えていな…

照屋眞理子(閑人亭日録)

夜明け前、ふと目が覚めて故照屋眞理子さんの短歌、月刊『短歌』角川書店で昔出合った、投稿された短歌が浮かぶ。どんな歌かまでは浮かばなかったが、当時瞠目した。昼、『千歌燦然 塚本邦雄選〔公募短歌館〕入選作品集成』書肆季節社 一九八四年十二月予約…

突出する技 突出する感性の 魅力(閑人亭日録)

「突出する技の魅力、突出する感性の魅力」が重なりあった作品が、美術の世界を深める、と私は考える。そこには自己探求、自己表現といった気配がまず無い。 以上、寝覚めに浮かび、日がな一日検討。きょうはこれだけ。

令和の地殻変動(閑人亭日録)

きょうの東京新聞の風刺画・佐藤正明「ドミノ倒しからドミノ崩しへ」に上手い! 昭和・戦前から延々と変わらず延命してきた体制が、令和のここに来て根底から揺さぶられ、いよいよ地殻変動を来しているように思われれる。昨日取りあげた吉村妃毬(ひまり)と…

『ねこのためのクリスマス・キャロル』(閑人亭日録)

立原えりか『ねこのためのクリスマス・キャロル』サンリオ・ギフトブック1977年12月1日初版発行を読んだ。短編というよりもショート・ショートのよう。しかし、じつにいい物語だ。心がほっと温まる。最初の文。《 クリスマスの夜のことです。猫は、きゅうに…

ガザ 三康図書館(閑人亭日録)

画家上條陽子さんから展覧会の案内チラシ『STOP the War 壁の中の子どもたち展』 が届く。《 今 戦火にみまわれているガザの子どもたち パレスチナの子どもの作品を紹介します 12月21日(木)~12月26日(火) ユニコムプラザさがみはら 》 https://unicom-plaz…

きのうの対処、きょうの運勢(閑人亭日録)

午前、源兵衛川の月例清掃へ。川蝉橋そばの土手の木草を伐採。ふう。帰宅。短時間だったが、ぐったり。 東京新聞、きょうの「運勢」は「未然に危険を防ぐべし。事が起こる前に対処することが肝心」。この運勢、多くが、何かを対処した翌日に前日の当たりの運…

休息日(閑人亭日録)

穏やかな陽射しの一日。細かな用を昼前にかたづけ、あとはゆっくり。振り返れば休息日。 晩は、そうもいってられず、メールの遣り取りに追われる。懸案をかたづける。ふう。

嬉しい感想(閑人亭日録)

太平洋戦争開戦記念日。天気晴朗・・・。 朝、歯医者へ予約の変更の電話をしたところ、受付の若い女性が、(「三島ゆかりの作家展」、)「面白かったです」と。これは嬉しい。いい天気だ。 「三島ゆかりの作家展」に絵が展示された作家は、ここ(三嶋大社宝…

「ブギウギ」(閑人亭日録)

昼食後、下のウェブサイトにそそのかされて、NHKテレビ番組『ブギウギ』を初めて視聴。視聴してよかった。趣里に伊藤蘭の面影を見てしまう。 https://news.yahoo.co.jp/pickup/6484199 まだ展示疲れが抜けず、だらだら過ごす。しかし、これが快い。これが…

「三島ゆかりの作家展」次の展開(閑人亭日録)

朝、温水池下流の用水路で六人でカワニナを採集。ゴマンといてビックリ。バケツ数杯に入れて源兵衛川中流部、水の苑緑地へ運んで放流。それは任せて帰宅。汗~。着替える。 夕方、『Orchestra Baobab - Nijaay (Live at Malta Jazz Festival)』が脳裏に浮か…

「三島ゆかりの作家展」後片付け(閑人亭日録)

「三島ゆかりの作家展」の後片付け。それだけで一日が終える。ふう。やれやれ。それにしても、この絵が欲しい、この本が欲しい、・・・おいおい・・・まあ、いいか。 ブログ「daily-sumus3」の「あなたに似た人」が面白い。 https://sumus2018.exblog.jp/305…

「三島ゆかりの作家展」後日談(閑人亭日録)

昨日終わったばかりの「三島ゆかりの作家展」の後日談というのもおかしいが、昨日ギャラリーへ来訪された坂部隆芳さんからは午後、個展の希望がメールで寄せられる。展示していた木彫の顕彰碑を昨日三嶋大社へ奉納された下山曻氏からは、今夕打ち上げのお誘…

「三島ゆかりの作家展」最終日(閑人亭日録)

午前十一時、「三島ゆかりの作家展」で展示している下山曻氏の制作した木彫顕彰碑を、三嶋大社へ奉納する式へ参列。午後三時、閉廊とともに四人の若手神官が手で持って社務所へ運ぶ。 片付け、撤収が済んで午後四時半帰宅。くた~。やってよかった~。チラシ…

「三島ゆかりの作家展」四日目(閑人亭日録)

昨日以上の来場者。みなさん、それぞれに面白さを見つけて楽しんでいる。いろいろな出来事だらけで、ツッカレタ~~。よかった~~。大変なのは内野まゆみさん。一人一個のお土産が、なんと残り三個に。帰宅後、せっせと制作に励む。ご苦労さま~。 ヤフーの…