2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

芸術起業論/ツ

昨晩のNHK名古屋放送局『金とく』特集「原発のできなかった町で」は印象深かった。三重県の南伊勢町と大紀町。《 この地域の人びとは、半世紀にわたって原発を自らの問題として考え続けてきたのです。そしていま、地元では、豊かさとは何かを問う新たな模…

梅雨らしくない青空/合う・合わない

夏! を思わせる空。夜は熱くなりそう。 ブックオフ長泉店で二冊。村上隆『芸術起業論』幻冬舎2006年7刷、ジャック・リッチー『クライム・マシン』河出文庫2009年初版、計210円。前者の村上隆の発言に深く同意。《 芸術で最も重要な問題は「いかにして新しい…

梅雨らしい空

根が小心者なので、昨夜は早めに就寝。未明、通りの賑やかな酔っ払い集団に安眠を妨害される。うつらうつらと過ごす。寝過ごすことなく起床。やれやれ。九時、三島駅近くの集合場所で待つことしばし、日本大学国際関係学部の二年生20人余りと引率の先生。…

梅雨らしくない空

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。藤桂子・藤雪夫『獅子座』創元推理文庫2009年初版、矢崎存美『ぶたぶたさん』光文社文庫2011年初版、計210円。前者は単行本を持っているけど、文庫で藤親子シリーズを揃えたく。四冊揃った。 昨夕近所の電気屋さんへ…

梅雨らしくない

一昨日購入した敷布で昨夜就寝。敷布と畳は新しいのがよいのでござる。いつもより20分早く気持ちよく目覚めた。やや強めだけれど心地良い東風の晴天。梅雨らしくないなあ。これじゃあ本気モードにならんなあ。能=天気になっちまう。午後、三島テレビ放送…

休館日

午前十一時過ぎ起床。のんびり過ごす。 ネットの拾いもの。《 明日から本気出すことにして寝ます。 》

エチオピア音楽

5年ほど前、アメリカのジャズバンド Either/Orcestra の2枚組CD『 Ethiopiques 20: Live in Addis 』BUDDA MUSIQUE、オルター・ポップ を愛聴してきた。昨日のCDは、このCD以来のエチオピア。印象深い曲「 Yezemed yebada 」が別のグループで演奏さ…

昭和〜平成絵画展初日

昨夜、報道ステーションで 官邸前の原発再稼動反対デモを視聴。熱くなる。ネットの見聞。《 この抗議は、初めは50人でしたが、翌週には300人、翌週には1000人、翌週には2700人、翌週には4000人、翌週には1万1000人と増え続けてきました。今回は先週の3倍を超…

おさがしの本は

自転車で来て一息入れたら……ざあざあ雨。 門井慶喜『おさがしの本は』光文社文庫2011年初版を読んだ。小池啓介の解説から。《 門井慶喜の小説を読むと、びっくりさせられて──そのあとに豊かな気持ちが生まれる。 》 N市立図書館にある本の森、海から一冊の…

展示準備完了

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。属十三(さっか・じゅうぞう)『後楽園ジャック』集英社1977年初版、久世光彦『むかし卓袱台があったころ』ちくま文庫2006年初版、計210円。属十三は覆面作家集団の名前。この本には成立のいきさつやら構成員の名前や…

台風一過/贋作『坊ちゃん』殺人事件

未明まで吹き荒れた強風でよく眠れず調子はいまいち。バス停の向かいの飲食店、二階の窓ガラスが破損。経営者らしき人が見上げながら携帯電話で話している。バスで来る、暴風雨で破壊された傘が集まってしまい現代美術のようになってる池袋駅前。 柳広司『贋…

撤収/坊ちゃん

展示した版画を収納。展示候補の絵を展示室へ運び入れる。台風接近のせいか蒸し暑い。今年初めてエアンコンのドライを起動。生き返る。 夏目漱石『坊ちゃん』1906年を再読。一気読み。以前読んだのは記憶もおぼろな遠い昔。今読むとじつに痛烈な批評眼で貫か…

休館日/吾輩はシャーロック・ホームズである

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。村上春樹『1Q84』新潮社2009年12刷帯付、藤桂子・藤雪夫『黒水仙』創元推理文庫2010年初版、藤桂子『疑惑の墓標』創元推理文庫2010年初版、計315円。 柳広司『吾輩はシャーロック・ホームズである』角川文庫2009…

草枕/版画展最終日

雨が止んだので自転車で来る。一息すると再び雨。そして晴天。暑い。天窓を開けて風を抜けさせる。 夏目漱石『草枕』1906年について、『文学全集を立ちあげる』(丸谷才一・加島茂・三浦雅士)文春文庫での丸谷の発言。《 まず、「我輩は猫である」「坊ちゃ…

記憶に焼きつく15日

雨なのでバス。ほとんどの方が展示品に感動したと口にされるけど、口コミで来られる方はほとんどいない。そこが飲食店と違う。午後再来館された女性は、お友だちを連れてこられた。お友だちは「ここは癒されますね」と感想を述べられた。うれしい。 ネットの…

柿田川

「政局に合わせて15日に高橋克也容疑者を逮捕する」と観測されていたが。《 高橋逮捕の速報の裏で、たった10分前に『原子力規制法案』が合意しちまった。 》 午後、川崎から知人夫婦が娘さんと来館。十五年ぶりか。柿田川を案内。今年初めての訪問。貴船…

さみしいネコ

昨夕、グラウンドワーク三島の会合を、新しく開店した街中カフェでした。元は桃太郎という小さなおもちゃ屋。その昔、ブリキのオモチャで有名な北原照久が、デッドストック品のブリキのロホットオモチャを千円で買った店。 朝一番で床屋へ。それから近所の古…

面白かったのは、どうしてなのか

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。安西水丸・和田誠『青豆とうふ』新潮文庫2011年初版、京極夏彦・選『スペシャル・ブレンド・ミステリー 謎004』講談社文庫2009年初版、計210円。 昨夕は小雨の中を徒歩で帰宅。ふうふう汗かいた。今朝は晴天。心地…

2刷

昨日買った本のように、詩歌小説などの文学書だと、初版を買いたくなる。が、誤植の問題がある。今ゆっくり読んでいる三十年前の長編小説、「組する」が「与する」ではないかと、考えているが。これは初版なので、文庫本ではどうなっているんだろう、とちょ…

休館日

近所の古本屋北山書店で文庫本を三冊。D・カーキート『こどもの国の殺人者』新潮文庫1982年初版100円、フレドリック・ブラウン『73光年の妖怪』創元推理文庫1963年初版100円、ブレンタ−ノ『ゴッケル物語』岩波文庫1976 年3刷改訳帯付100円、計300円。 『73…

時の声/時間の墓標

昨晩、ホタル祭りの後片付けの手伝いに行くと、知り合いのアメリカ人男性留学生から、ホタルを見たことがないアメリカ人留学生四人の案内を頼まれ、源兵衛川を下る。中流の草叢にポツンポツンと十数匹のホタル。今朝彼から四人とも喜んでいたと、伝えられる…

パラドックス/SFスナイパー

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。笠井潔『オイディプス症候群』光文社2002年2刷、門井慶喜『おさがしの本は』光文社文庫2011年初版、計210円。前者、贈呈用が二冊に。ミステリ好きに贈ろうと思っているけど、これは人を選ぶからなあ、と躊躇しつつ、…

奇想天外のミステリー

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。柳澤桂子『生と死が創るもの』草思社1998年初版帯付、ロザムンド・ビルチャー『ロザムンドおばさんのお茶の時間』晶文社1994年初版、ニコラス・ウェイド『ノーベル賞の決闘』岩波同時代ライブラリー1992年初版、計315…

放課後はミステリーとともに

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。小山正・編『奇想天外のミステリー』宝島社文庫2009年初版、有馬頼義/木々高太郎・編『推理小説入門』光文社文庫2005年初版、計210円。 東川篤哉『放課後はミステリーとともに』実業之日本社2011年5刷を読んだ。『謎…

この空の花

昨夜、ポルトガルの歌謡ファドの歌姫 ANA MOURA のCDをかけ、安物の赤ワインを二杯飲んだら、リスボンの裏通りにある歌謡酒場にいた。異邦人の気分。サウダージ、旅愁、離愁、郷愁、そして愛愁。 ネットの見聞。《 椹木野衣さんは『この空の花』を、転生の…

謎解きはディナーのあとで

東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』小学館2011年12刷。気に入った。テレビ化番組を一部視聴したけど、本のほうがはるかに面白い。《 失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか? 》《 令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦! ユーモアたっぷりの本格ミス…

休館日

昨日の毎日新聞読書欄に三木卓『K』講談社の著者記事。《 2007年、72歳で亡くなった妻で詩人の福井桂子。出会いから死別まで、47年間の結婚生活を抑制の利いた筆致で振り返った。作中では、イニシャルの「K」と呼ぶ。 》《 30年におよぶ別居生活。 》 ビビ…

ベルカ、吠えないのか?

昨夕帰りがけにブックオフで二冊。カズオ・イシグロ『夜想曲集』早川書房2009年4刷帯付、東川篤哉『放課後はミステリーとともに』実業之日本社2011年5刷帯付、計210円。 古川日出男『ベルカ、吠えないのか?』文春文庫2008年初版を読んだ。《 イヌよ、この二…

身体の文学史

養老孟司『身体の文学史』新潮社1997年初版は、目から鱗が落ちる印象。再読してしまった(よくわからなかったから。頭悪いなあ)。《 身体の消失自体は、一般的な文化現象ではない。むしろ西欧的な文化と、鋭く対立する点であろう。自然の排除、人工空間の創…

翻訳と日本の近代/身体の文学史

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。ジェフリー・ディーヴァー『スリーピング・ドール』文藝春秋2008年2刷帯付、ホーソーン『緋文字』岩波文庫1996年10刷、計210円。 毎日新聞昨夕刊、大澤聡「雑誌観測」冒頭。《 1946年、丸山眞男は東大憲法研究委員会…