2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧
いかにも侘しさを感じさせる曇天の秋空。こんなときは若いテレビ女優に目が向く。今夜の「歌姫」の相武紗季、明日の夜の「SP」の真木よう子あたりが最近の好み。それにしても一発変換しないのが困る。愛撫や魔鬼だから。普段どんな文字を入れているのか。…
晩秋を感じる。華やかに咲き誇っていた小菊畑は半分ほどが茶色に枯れている。菊は霜月の花だ。そんな菊のような体調なので、きょうは真冬の格好で来る。汗ばんでしまう。昨夜は早く寝ようと蒲団に入ったけど、読みかけの霞流一「屍島」ハルキ文庫をついつい…
毎日新聞昨夕刊に、22日に80歳で亡くなったバレエ振付家モーリス・ベジャールへの三浦雅士の追悼文。 「かねて予期していたことだが、これほど大きい喪失感に襲われるとは思っていなかった。」 「始原はつねに現在の物語としてある。ベジャールはつねに現在…
昨夜ブックオフ三島徳倉店へ自転車を走らせる。嶽本野ばら「変身」小学館2007年初版帯付、油井大二郎/古田元夫「世界の歴史28 第二次世界大戦から米ソ対立へ」中央公論社1998年初版月報付、海渡英祐「俥に乗った幽霊」光文社文庫1992年初版、つかこうへい…
知らないことってあるものだ。先日の静岡新聞に「パール富士」の写真記事。満月が富士山の頂上にかかる光景をいう。その写真の美しいこと。朝日が頂上にかかるのはダイヤモンド富士というけど、夜空にうっすらとひかる月のほうが、いっそう神秘的。知らなか…
韓国江華島から来た韓国の子供や関係者十数名を、グラウンドワーク三島の事業地へ数人で案内。午前九時に三島梅花藻の里に集合、源兵衛川、楽寿園などを見て歩き、昼食。午後は境川清住緑地〜柿田川まで往復。午後六時過ぎ、最後のホストファミリーが子ども…
日録には書かなかったけど、今週は夜も閑なしだった。秋深し、閑雅な夜を過ごそうか、なんて優雅なことは全くできやしなかった。まあ、それだけ必要とされているのだから、よし、とすべきか。 きょうは係員がお休みで一人で受付。まったりする暇もなく来館者…
昨日、沼津市の書道家松本竹志氏が中国の美術雑誌「読者 欣賞」2007年10月号を持ってきてくださる。ホント、A4版2ページにわたって紹介されている。この雑誌、中国では一千万部発行されているそうだけれど(まさかあ)、 120ページ全部が豪華カラー印刷。…
昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。野村宏平編著「ゴジラ大辞典」笠倉出版社2004年初版、ドュニ・ゲジ「フェルマーの鸚鵡はしゃべらない」角川書店2003年初版、計210円。 前者は1954年の「ゴジラ」から2003年の「ゴジラ・モスラ・メカゴジラ 東京SOS…
歌人の松平修文氏から絵葉書。10月10日11日に触れている歌集「蓬」の感想文へのお礼。ちょっと紹介。 「先日いただきましたお手紙にありました栞文の四氏の引用歌と貴下の選ばれたものが、全く違う点ですが、私が自分で選ぶとしたら、貴下の選ばれたものと殆…
昨晩ブックオフ函南店まで自転車を走らせる。風が冷たくて体が冷えるかな、と危惧したけど、帰りには汗ばんだ。高野史緒「ヴァスラフ」中央公論社1998年初版帯付、小栗虫太郎「黒死館殺人事件 上・下」講談社文庫1976年初版、「日本探偵小説全集10 坂口安…
サブプライムローン問題ではアメリカの格付け会社のいい加減さ=欺瞞が明白になったけど、ミシュランの格付けで食事店の実質がある程度明らかになったのは面白い。グルメ雑誌グルメ番組のいい加減さ=欺瞞が明白になった。当然だけれど、一軒の店も入ったこ…
昨夕、自宅に少し重めの封書が届いていた。差出人は八月十六日に病没したミステリ作家服部まゆみさんのご主人。「ミューズよ、かの人を語れ 服部まゆみの記憶と作品」という瀟洒な小冊子。全編に目を通す。添付された氏直筆の手紙に胸を衝かれる。ただ一人の…
昨日の句は松尾芭蕉の作品を間違って記憶していた。以下が正しい。 此道や行人なしに秋の暮れ 加藤郁乎には句集「秋の暮」南柯書局1980年がある。 このひととすることもなき秋の暮 他二十近い「秋の暮」が収録されているが、これに収録されていると記憶違い…
冷え込んで曇天。世の無常を感じてしまう。無常が肌にひりひり沁みる。 この道を行く人もなし秋の暮れ 誰の句だったか。加藤郁乎(いくや)だったかな。自分の前に道があるならまだしも、道なき場所に一人で踏み分け道を作ることをしているような気分だ。踏…
ライナー・マリア・リルケ(1875-1926)「マルテの手記」(1910年)読了。二昔前に挫折、今回は読みきった。先の見えない鋭角に曲がってゆく言葉の隘路を目測しながら外れぬよう辿ってゆくのはかなり困難な作業だった。富士川英郎の解説から。 「といっても…
この数日古本を買えていないので昨晩は自転車でブックオフ三島徳倉店へ行った。久世光彦(くぜ・てるひこ)「雛の家」中央公論新社2004年初版、小松左京+谷甲州「日本沈没第二部」小学館2006年初版帯付、「現代の絵画7 19世紀の夢と幻想」平凡社1973年初版…
午前、蒲団のなかでぐずぐずと過ごす。蓑虫気分。 午後、知人の家に鋸を持参、ニ脚の椅子の足を4センチあまり切る。低くなった椅子に彼女は満足。やれやれ。 夕方、グラウンドワーク三島を視察に来た韓国江華郡守(日本の市長に当たる)ら十人あまりの歓迎…
タイ人が初音ミクに歌わせたという想定の「上を向いて歩こう」を聴く。 プンプアン・ドゥアンチャンという若くして亡くなった女性人気歌手がこれを歌っていて好きなんだけど、聴き較べると面白い。でも、この歌はネット上には見つからなかった。プンプアンは…
1111と並んだ。私の記念日は111。遠のいてゆく……。 あゝ麗しい距離(デスタンス)、 つねに遠のいてゆく風景…… 吉田一穂(いっすい)の詩「母」(「海の聖母」1926年刊収録)より。 毎日新聞昨夕刊の記事、「地球に到達する極めてエネルギーの高い『…
昨夕雨が降ったので傘をさして帰宅。今朝雨が止んだので畳んだ傘をもって美術館へ徒歩で来る。途中、マラソンをしている白髪の男性とすれ違う。彼は整体を生業としている。車椅子の女性に惚れて結婚した。彼女の固くなった身体をほぐしていると、知人から聞…
毎日新聞昨夕刊、内田樹(たつる)「水脈」のお題は「メディア・リテラシー」。結びから。 「むしろ、私たちに必要なのは『メディアには決して情報として登場してこないもの』を感知する能力ではないのだろうか。いくつかの断片的事実から推して、そこに当然…
立冬。一昨日の日録の最後、ビョーキの打ち間違いを知人から指摘され、今朝イチで訂正。その知人はパソコン仕事なので身体に支障が出ている。休憩時間をきちんと設定し、パソコンを一旦シャットダウン=強制終了して離れななければ、回復は難しい。 生きてい…
昨夜自転車でブックオフ函南店まで行く。荒巻義雄「聖シュテファン寺院の鐘の音は」徳間書店1988年初版、開高健「花終る闇」新潮社1990年初版函帯付、「ギャラリー世界の文学3・イギリスII 」集英社1990年函帯付、小杉健治「死者の威嚇」講談社文庫1989年初…
午前中は思いっきり蒲団のなかで過ごす蓑虫気分。涼しくなるとこういう楽しみがある。午後は東京都練馬区から川の視察に車で来た六人を、源兵衛川、御殿川、桜川、蓮沼川、境川清住緑地へ案内。いろいろ参考になったよう。やれやれ。お買いものをすればもう…
昨夜、知人女性からの電話。仲のいい女友だちが癌。お見舞いにどんな態度をとればいいかと相談される。50歳にならずに癌になるとは。これは難しい。 欝病気味の知人女性が来館。外見ではそのように見えないけど、薬で維持しているとか。四方山話で時間が過…
ルーブル美術館のことではない。「カラマーゾフの兄弟」で問題になった金、3000ルーブルのこと。当時のロシアの貨幣単位1ルーブルは、現在の日本ではどの位の価値なのか。昨日読んだ本には一切触れられていなかった。 それにしても、やはり凄い小説だ。一個…
安藤信哉展初日といっても何かをするわけでもない。淡々と過ぎてゆく日々の一日ではある。知人から感想メールが届いた。 「余白 余韻 印象 余白まで計算された感覚 その感覚を研ぎすまして 無駄を取ると あんな風な絵を描けるのだろうか…」 安藤信哉晩年に到…
昨日は展示替えで頭が一杯で、気分転換にブックオフ長泉店へ行ったことも忘れていた。二冊買った。小林康夫/船曳建夫・編「知のモラル」東京大学出版会1996年初版帯付、瀬戸川猛資「夢想の研究」創元ライブラリー1999年初版、計210円。 昨日は57歳の誕生日…
大麻所持で起訴された作家の嶽本野ばらの判決(懲役8月、執行猶予3年)が昨日降りた。その記事から。 「嶽本被告はこの日、黒スーツに白シャツ姿、かかとの高い革靴を履き、耳にはピアスを数本と中世ヨーロッパ風の“ゴスロリ(ゴシック・ロリータ)”スタイ…