2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

外部評価

まだ暗い午前五時過ぎ、ドスン!という音で目が覚める。窓を開けて見下ろすと、我が家の前でタクシーがゴミ収集車に追突。あーあ。タクシーが後進するとバリバリ。けっこうな速さで追突したなあ。おかげで一時間ほど寝そけてしまった。 北斎道子個展、きょう…

秋はミステリ

今朝はこの秋初めて蒲団でぐずぐずする快感。 昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。北村薫「ミステリ十二か月」中公文庫2008年初版、日本推理作家協会・編「ミステリー傑作選49 殺人格差」講談社文庫2006年初版、計210円。前者「ミステリー傑作選」は、…

御教訓カレンダー

某省勤務を擲(なげう)って各地を旅したアラフォー女性が出合った グラウンドワーク三島。当初は名前さえ初耳の三島市。そんな一地方都市を訪ねて、ここは面白い! と腰を据えるアパートを探し始めた彼女を昨晩、旧市街地・住宅地を歩いて案内した。細い路…

北斎道子個展初日・グルメ

昨晩、日録を読んだ知人女性から食べものの質問。「不味くなければかまわない」と答えた。凄い美術品を観たい情熱は両手にあまるほどあるけど、美味しいものを食べた〜い!という情熱は指の間からこぼれ落ちてゆく。昨日買った宮下規久朗「食べる西洋美術史…

休館日・展示替え

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。鮎川哲也「金貨の首飾りをした女」角川文庫1980年2刷、佐野洋「同名異人の四人が死んだ」講談社文庫1978年初版、計210円。後者は単行本で持っているけど、表紙があやとりの絵(森秀雄)なので。国際あやとり協会へ…

池谷茂章展最終日・パスティーシュ

朝、小雨。でも自転車で来る。富士山は白雪の帽子をかぶったよう。開館前に来館者。賑やか。就学前の女の子たちが、池谷氏制作の亀や蛙の置物を持ち運んで遊んでいる。そういえば、家庭内置物とは中年オヤジのことらしい。 昨日読了した綾辻行人・編「贈る物…

人の心理

きょうは人出が遅くて午前十一時頃になって数組が重なって来館。一挙に賑やか。人の行動にはパターン、波がある。来ないときは来なくて、来るときには重なる。これが大規模になるとブーム、流行になる。人間心理の面白さだ。 哲学者内田樹がブログ「内田樹の…

秋の雨は白く細い

小雨なので徒歩で来る。霧雨ではなく細い雨。遠くの山には雲がかかっている。秋らしい静まった気配。山郷は淋しいくらいの静けさが降りているだろうな。 きょうも開館前にもう来館者。池谷夫妻も来館されていたので、ほっ。きょうは奥さんにお茶出しを任せて…

翡翠(かわせみ)は水面を飛ぶ

朝、知人女性たちを源兵衛川周辺に一時間ほど案内。明け方の雨が上がって木々と苔はしっとりと湿っている。森林浴のよう。最上流部で数メートル先をカワセミが飛翔。輝く羽に目を奪われる。息を呑むほどに美しい。 知人のウェブサイトネットゲリラ からの孫…

覚えている・忘れない 昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。綾辻行人・編「贈る物語 Mystry 九つの謎宮(めいきゅう)」光文社文庫2006年初版、広瀬正「エロス」集英社文庫1982年初版、計210円。後者は元本を持っているけど、小松左京の解説を読みたく…

10月20日(月) 休館日

近所の古本屋で都筑道夫を二冊。「新 顎十郎捕物帳」講談社ノベルス1984年初版帯付、「新 顎十郎捕物帳2」講談社ノベルス1986年初版、計210円。ブックオフ長泉店で三冊。桐野夏生「ファイアボール・ブルース」集英社 1995年初版、安岡章太郎「観自在」世界…

池谷茂章個展初日

池谷氏ご夫婦、初めての個展なので落ち着かない。来館予定者は殆どが勤め人なので来るのが遅くなるでしょうと話していると池谷氏の知人ご夫婦が最初の来館者。続いて知人ご夫婦が来館。さっそくお買い上げ〜。お昼が過ぎて続々来客。池谷氏、こんなに面白い…

葉書一枚の波及力

昨夕、美術評論家の椹木野衣氏からいただいた絵葉書をグラウンドワーク三島事務局へ持参し、まず年長の女性に見せる。横の若い女性は、サワラギ・ノイという言葉を聞いて眼を輝かせる。なんと教科書で読んだ人だという。そんなすごい人からの葉書! 彼女、ワ…

10月17日(金) 臨時休館

きょうは臨時休館。午後、友だちの車で沼津市の千本浜へ。海辺の石浜で穏やかな秋の海をぼんやりと眺める。気が休まる。公私ともに気の休まらない日々。きょうの海のように穏やかな日が来ることを願う。四面楚歌だけれども八方塞ではないのが救い。なんとい…

搬入・展示

火曜日から個展の池谷茂章氏が作品を搬入。知人たちと展示をする。午後四時前に終了。池谷氏、会場と絵をしみじみと眺めている。うーん、と感慨深い表情。来館した奥さんの顔もほころんでいる。後は火曜日を待つのみ。 暗黒や関東平野に火事一つ 金子兜太 昨…

撤収

昨夜はジャズCDをかけてすごす。デクスター・ゴードンのテナー・サックスが心地よい「 OUR MAN IN PARIS 」 1963年録音とビル・エヴァンスのピアノが心に深く響く「 Waltz for Debby 」1961年ライヴ録音。美しい夜空だった。 きょうは美しい秋空。さわやか…

湯浅猛展最終日

今年度ノーベル文学賞はフランス人のフィリップ・ソレルスが受賞。彼の小説「黄金の百合」集英社の裏表紙の言葉。 「例外──芸術と文学においてはそれこそルールだ」 ゲオルク・ジンメル「ゲオルク・コレクション」ちくま文庫は座右の書となっている。収録「…

振替休館ではない

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。赤瀬川原平ほか編「路上観察学入門」ちくま文庫1993年初版、似鳥鶏(にたどり・けい)「理由(わけ)あって冬に出る」創元推理文庫2007年初版、計210円。 前者は入門とあって字数が多い→「超芸術トマソン」ちくま文…

 休館ではない

きょうは休館日だけれども、個展のため開館。朝から盛況。開館して正解。 12月に企画展をする林由紀子さん、上記ハンマースホイ展へ昨日行って、すごく良かったと。某小説家も日録であと二回は行きたいと書いていた。うーん、早く行きたい。 夕暮れ、じつ…

一変

きょうも開館十時前に来館者。 昼食後、源兵衛川の月例清掃へ。源兵衛川中流域で今年の夏前まで一面に群生していたミントが、夏を過ぎたら見知らぬ草に殆ど替わっている。皆驚く。総入れ替え。そこより少し上流の三島梅花藻の群生は、去年と違って今年はとて…

BATIK

昨夜はNHK教育テレビ「芸術劇場」の黒田育世主宰の女性ばかりのコンテンポラリー・ダンス・カンパニー「BATIK(バティク)」による黒田育世構成・演出・振付の「SHOKU」(=触)を堪能。眼が釘付。松浦理英子の小説「ナチュラル・ウーマン」と…

ジュウジュウ

きょうは1010、ジュジュウで焼肉の日かな? きょうも途切れない来館者。ありがたい。快い疲れ。でも、今夜も一昨日昨日に続いて、三島市中心市街地電線地中化工事に伴う源兵衛川に掛かる橋を貫く工事の立会い。帰宅は深夜。これは疲れる。これぞビンボー…

109 ・ 35

午前十時前に早、来館者、湯浅猛氏も師と呼ぶ方を連れて来られる。師匠、展示室正面中心の額縁のない百号の油彩画に「額がないほうがいいねえ。絵が広がる」。湯浅氏、苦笑い。その師は最近陶芸に凝っていて、北一明「ある伝統美への反逆」三一書房をお買い…

寒露

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。石持浅海「水の迷宮」光文社文庫2007年初版、開高健「新しい天体」光文社文庫2006年初版、計210円。 昨夜、本棚を何気なく眺めていて、佐々木幹郎「河内望郷歌」五柳書院1989年に目が留まった。記憶の隅に残ってい…

湯浅猛個展初日・額縁

午前十時過ぎに早、女性三人来館。それから切れ目無く来館者。久しぶりに賑やか華やか。閑静な美術館が一転パーティ会場のような明るい雰囲気。これもまたよし。閑古鳥がどこかへ行っちゃった。 来館者の多くが、白い縁の額が絵に似合っていますね、と言う。…

休館日

午後三時から、画家の湯浅猛氏、デザイナーの内野まゆみさんの三人で最終チェック。微調整。 昨日の毎日新聞読書蘭、「この人・この3冊」は逢坂剛・選の「ダシール・ハメット」。 1 マルタの鷹 2 赤い収穫 3 ガラスの鍵「わたしが、ハメットの作品の中で…

展示

昨日は、明後日から個展の湯浅猛氏が、搬入した百号の油彩画数点を展示室で手直しに没頭。そこへデザイナーの内野まゆみさんが来館。展示方法を悩んでいる画家を見て、三人で一緒に考える。といっても、彼女の指示で画家と私が絵をあっちこっち動かしてゆく…

配達あかずきん

大崎梢「配達あかずきん」東京創元社2006年を読んだ。新刊書店を舞台にした日常の謎の短篇五編。気軽に読める佳作ぞろい。題名もいいが帯のキャッチコピーもいい。 「書店の謎は書店員が解かなきゃ!」 読後感はもちろんいい。それにしても本屋もタイヘンだ…

ホテイアオイ

午前中は源兵衛川末端の温水池の広い水面を覆いつくすばかりの巨大ホテイアオイの駆除に参加。三島市農政課、中郷(なかざと)用水組合そしてボランティア参加のグラウンドワーク三島の三者で協働作業。グラウンドワーク三島からは十人ほどが参加。戦力にな…

秋天

このパソコンでは転換されない漢字、秋天。きょうの空、秋空より秋天が相応しい青い空。35年前の葬式を思い出す。放心の眼は秋天を漂う。 秋天の下に浪あり墳墓あり 山口誓子 恬淡と生きたい。……なあんて格好つけても燻し銀メッキはすぐ剥がれる。 午後は…