2006-01-01から1年間の記事一覧

最初で最後

「幻影城の時代」が届く。自分の拙文がまぶしい。 午後美術館へ。内田公雄作品を展示。50年間の作風の変遷はじつに興味深いものがある。このような展示は二度とないだろう。最初で最後だろう。 ブックオフ長泉店で二冊。川崎洋「すてきな詩をどうぞ」ちくま…

展示替え

昨夜知人の車に同乗してブックオフ三島徳倉店へ。文庫を五冊。北森鴻「支那そば館の謎」光文社文庫2006 年初版、機本伸司「神様のパズル」ハルキ文庫2006年初版、胡桃沢耕史「翔んでる警視 I 、II」双葉文庫1985 年21刷、1983年9刷、坂崎乙郎「絵とは何か」…

最終日

寒!やっと冬が来た。富士山は気持ちいい純白。年末はこうでなくっちゃ。 K美術館の今年の展示はきょうでおしまい。ブックオフ行きは終わらない。横山秀夫「第三の時効」集英社文庫2006年初版(加筆改稿とある)、アルベルト・モラヴィア「苦い蜜月」ハヤカ…

一推し本

ネット知人から依頼された「今年の一推し本」に森岡正博 「意識通信」を選出、返信。 昨日買った大月隆寛「独立書評愚連隊 天の巻」国書刊行会をパラパラと読む。書評がぎゅっと詰まった一冊で、持っていない本ばかりの評なので、手当たり次第開いたページを…

白鯨・富士山

昨夜遅くの雷と豪雨は日が変わっても続き、停電それから雷鳴。手探りでそばの懐中電灯を手にし、電気ストーブの電源を切る。そしたら復旧。読みかけのジェイムズ・スティヴンスン「大雪のニューヨークを歩くには」の「ニューヨークのハーマン・メルヴィル」…

雨の日は

雨。山は雪だろうか。昨日買ったジェイムズ・スティヴンスン「大雪のニューヨークを歩くには」筑摩書房の原題は「UPTOWN LOCAL,DOWNTOWN EXPRESS」(北行各駅停車、南行快速)。これで連想したのが小田急線の列車案内。各駅停車、区間準急、準急、急行、快速…

クリスマスは本買い

休館日。昼食前にブックオフ三島徳倉店へ自転車で。小林信彦「ムーン・リヴァーの向こう側」新潮社1995年初版、辺見庸「自動起床装置」文藝春秋1991年初版帯付、吉本隆明「未来の親鸞」春秋社1990年初版、ジェイムズ・スティヴンスン「大雪のニューヨークを…

クリスマスは

昨夜は行きつけの店で飲み会。午前三時帰宅。バタンキュー。きょうもお仕事なのだけどまるで元気なし。受付の椅子に座りっぱなし。ラクチンラクチン。 You Tubeのネット・アイドルMoshihino(リンク参照)のお寿司つくりを観て和む。とうとう日本語で挨拶す…

12月22日(金)東京

東京へ行って来る。西早稲田の立石書店の開店古本イヴェント(買うものなし)〜神田錦町・竹尾見本帖本店「中国書籍装丁展」(ここまでやるか!の豪華本)〜神田神保町・東京堂書店で荒川洋治「心理」みすず書房 2005年初版帯付著名入り、書肆アクセスで蟲文…

あちこち

昨日の書き忘れ。書肆アクセスの次に近くのいのは画廊へも寄った。今回の画廊は、いのは、小柳、東京ともわかりにくかった。住所は合っているのに見つからない。天を仰いでため息ついて、あ、あった。 荒川洋治「心理」みすず書房は、買い損なっていた本。三…

誤差と非連続性

自宅前の車の往来が多くなる。ああ起きる時間かなあ、まだ寝ていたいなあ。ぐずぐずしていると無情な目覚まし。今朝は戦闘中の港を舞台に両雄対決〜相打ちという夢をみた。間に残された可愛い男子。そのまま映画にしたい夢だった。映画化できない小説という…

駄洒落

ノロウイルスの流行でテレビが衛生放送になっちゃった、という夢をみた。夢でも駄洒落とは。きょう目に付いた駄洒落→「華麗に幕を閉じたい・・・『カレーミュージアム』閉館へ」、「男子の本買い」、「買わずに飛び込むのは水の音」。 これが余人にかえがた…

12月18日(月)「海の日曜日」

休館日。寒くなると蓑虫状態、お蒲団の中でぐずぐずしてお昼近くに起き出す。昼食後自転車でブックオフ三島徳倉店へ。幸田文「雀の手帖」新潮社1993年初版、早川良一郎「散歩が仕事」文藝春秋1982年初版帯付、文庫棚から今江祥智「海の日曜日」講談社文庫198…

人生

風もなく穏やかな陽気。ブックオフ長泉店で三冊。本格ミステリ作家クラブ・編「天使と髑髏の密室」講談社文庫2005年初版(本格はやっぱり気になる)、ヴァルター・ベンヤミン「パサ−ジュ論 第五巻」岩波現代文庫2003 年初版(残りの四巻はいつ買えるんだろう…

不思議な言葉

昨日ブックオフ長泉店で二冊。嵐山光三郎「口笛の歌が聴こえる」新風社文庫2003年初版、パトリック・クェンティン「二人の妻をもつ男」創元推理文庫1969年6刷、計210円。 静岡新聞土曜日夕刊広告に載る言葉「刀圭界」。刀圭とは医者の意味だそう。不思議な言…

連想・転用

買った古本はしばらくの間は床に置いて表紙絵を楽しんでいる。とりとめなく並べてあるのだけれど、面白い組み合わせになる。ディクスン・カー「血に飢えた悪鬼」創元推理文庫の隣は七北数人「人肉嗜食」ちくま文庫、我孫子武丸「たけまる文庫 謎の巻」集英社…

冬らしくなくサマータイム

明け方まで雨。後は曇りがち。冬らしくない天候だ。「BRUTUS」はクール・ジャパン特集なので本屋へ。まずはキティのページを。こんだけ?力抜け〜。他の雑誌ではコーヒーの特集。こんだけ?たは〜。「本の雑誌」「このミステリーがすごい!」と手にと…

奥の奥

きょうも小雨。でもお散歩は欠かせない。ブックオフで二冊。朝松健「宇宙からの性服者」ケイブンシャ文庫 1992年初版、佐藤多佳子「サマータイム」新潮文庫2003年初版、計210円。前者は五日に触れた本。後者はご機嫌伺い贈呈用。 山口雅也「ステーションの奥…

疲れたときは

午前中は河川環境管理財団の グラウンドワーク三島の事業地視察案内。 「貴NPOが行っている維持管理に係る活動につい て、特に、源兵衛川、宮さんの川・ほたるの里に関してお聞かせいただきたいと存じます。」 終了後自宅で一休みし、本棚を眺めて気づいた。…

12月11日(月)奥さんと女房

休館日。お昼前にブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。文庫初版四冊。我孫子武丸「たけまる文庫 謎の巻」集英社文庫2000年、江戸川乱歩「黒蜥蜴」講談社文庫1987年、「北村薫のミステリー館」新潮文庫2005年、芦がケ原伸之「一生遊べる奇想天外パズル」光文…

「チーム・バチスタの栄光」

雨。寒い。 海堂尊「チーム・バチスタの栄光」宝島社2006年読了。今年の「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。 「過去五年間のあらゆる新人賞受賞作の中でも、エンターテイメントとしての面白さでは、これが一番だと思う。」大森望 と言われては期待に胸…

巨大少女

昨夜メナード化粧品のモデル、ブレンダと深田恭子の来年のカレンダーやオリエント工業の150cmの人形を話題にしたせいか、朝の夢で小柄な美女が椅子に座った私の膝に腰掛けた。目覚めてからそれが伊東美咲だと気がついた。小柄な伊東美咲っていいなあ。なんて…

ミーハーおじさん

昨夜蒲団の中で銅版画の企画展を考えて眠ったら、銅版画の企画展を考えている夢をみた。 銅版画の鳥に腐食の時すすむ母はとぶものみな閉じ込めむ 寺山修司 来春創刊される美術雑誌から来年四月五月六月の予定を知らせてというお手紙。来年二月の予定も決まっ…

それいぬ

朝、体が病気でないことは幸運なことだと実感しながら歩いていると、停まった車の知人から美術館まで「乗っていきませんか」。好意に甘える。彼は朝風呂の後これからパチンコ遊びに行くと言う。健康ならばこういうこともできるしなあ。 嶽本野ばら「それいぬ…

わたしにいもうとはいない

昨日の毎日新聞夕刊社会面に松谷みよ子・文/味戸ケイコ・絵「わたしのいもうと」偕成社1987年が大きく紹介されていた。朝日新聞に続いての紹介だ。「脱いじめ宣言」という記事。早速味戸さんに電話するとご存じない。今朝郵送。本の原画は全部預かっており…

さよなら一服

昨日買った片倉もとこ「アラビア・ノート」を散読してこんな箇所に目が留まった。男女の服装の共通点。 「第一は、直射日光から身を守り、砂嵐の被害を最小限におさえるということである。」80頁 「町でも外を歩くには、なるべく身体を露出しない方が砂から…

吾妻ひでお

プヒプヒ日記1日で私のことに触れられていた。(リンク参照) 昨日は仕事場に来て日録だけ書いて帰宅。黄昏にいざなわれてふらふらとお散歩へ。ブックバンク三島店で二冊。レナード・ウイーバーリー「小鼠 月世界を征服」創元推理文庫1977年初版100円、ディ…

黒と白

きょうは休館日。書くことはあるけど、気力がない。明日に持ち越し。きのうの日曜日 相模原駅ビルにある相模原市民ギャラリーできょうまで催されている上條陽子展「厚紙平面大劇場」へ行ってくる。小田原駅まで東海道線各停、小田急線に乗り換え、本厚木駅で…

赤と黒

風が強い。落葉。葉が落ち尽くすと季節は晩秋から初冬へ切り替わる、と思う私。生垣の山茶花が咲いて散って咲いている。気に留めなければ気づかない。「わたしを忘れないで」 来年一月六日からの企画展「内田公雄展 創造の軌跡 1956-2005」のチラシを作成、…

恋?

ああ師走。スタンダール「赤と黒」を先月中に読了できなかった。後半になってやっと少し面白くなってきた。主人公ジュリアン・ソレルの発言。 「少なくとも罪を犯すときぐらい、楽しんでやらなければ、意味がない。犯罪のいいところは、それだけなんですから…