2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「三島ゆかりの作家展」二日目。昨日に増して多彩な来廊者。内野さん制作のお土産、茶碗のカケラの磁石は予想通り大好評。それを欲しくて来たオバサンもいた。会場の近くにあるギャラリー・エクリュの森の女性オーナーと展示会を開催中の画家河合朋郎氏が来…
「三島ゆかりの作家展」初日。画家、顔見知りの人、初めての人など、多くはないが、皆さん興味深げにそれぞれの流儀で楽しまれたよう。来場記念にお一人一個贈呈している、内野まゆみさん制作のオブジェ(裏に磁石付)を皆さん、選ぶのに迷われていて、面白…
昨日の富裕層の美術品の買い方は、美術の専門家の勧めに従って高価な作品を購入する。富裕層の人が皆、美術に対する審美眼や鑑定眼、知識を十分にもっているわけではない。資産運営(投資)として、市民から称賛される手段の一つとして、高価な美術品を購入…
「古本夜話1459 マイエンブルグ『ホテル・ルックス』」、「古本夜話1460 ジョン・リード『世界をゆるがした十日間』」が読ませる。魑魅魍魎の跋扈するロシア・・・。 https://odamitsuo.hatenablog.com/entry/2023/11/22/000000 https://odamitsuo.h…
29日(水)から12月3日(日)まで三嶋大社宝物館ギャラリーで開催する「三島ゆかりの作家」展は、K美術館で開催した下の二つの回顧展と新人発掘の企画展を継ぐ企画展、という気がしてきた。美術に関心を持ち続けてきた半世紀の区切りのような気がする。《 2…
私にとって優れた美術作品とは何だろう。私は昨日ふれたエリザベス・グロスのような才能も文才もない市井人。これは優れた美術作品=後世にも評価される美術作品だろうと、私が直感、直観で判断するのみ。白砂勝敏さんの美術造形作品では、木彫椅子『ナゴメ…
昨日一室に並べた絵をきょうもじっくり鑑賞。味戸ケイコ、上條陽子、木葉井悦子の絵は、画廊で展示していたもの。購入してから三十年余が過ぎている。が、未だに飽きない。というのはおかしいが、今もって胸の奥に染み入る新鮮な魅力がある。 味戸ケイコ『寒…
29日(水)から12月3日(日)まで、三嶋大社宝物館ギャラリーで催す「三島ゆかりの作家展」で展示する美術作品を選ぶ。きょうは、私が招待し、三島を訪れた美術家の作品から選出。味戸ケイコ、奥野淑子、上條陽子、北一明、木葉井悦子、深沢幸雄。一点…
深沢幸雄『愛憎』を床に立てかけて鑑賞。思い立って拙ブログを検索するといくつか出てきた。 https://k-bijutukan.hatenablog.com/entry/2022/09/24/203535 関連するブログで以下が出ていた。 『カオス・領土・芸術』再読・五(閑人亭日録) https://k-bijut…
サンリオ・ギフト文庫は、私のもっている26冊で調べると、最初の刊行は、1974年11月30日の四冊。アンデルセン・文『マッチ売りの少女』、小川未明・文『赤いろうそくと人魚』、高田敏子・詩『月曜日の詩集』、谷川俊太郎・編『愛の詩集 I』。最後の刊行は、1…
1970年代のサンリオ・ギフト・ブックを卓上に並べてみた。64冊。もっていない本があと数冊あるが、別に欲しい本でもない。同時期ではギフト・ブックの他にギフト文庫がある。こちらは26冊。完集かも。ギフト・ブックは薄い本で、本文には多色刷りの挿絵。ギ…
パソコンをグレードアップしたので、起動は速くなったが・・・。手順がまるで異なるので、戸惑う。慣れるには日数がかかりそう。トホホ。近所の空き店舗を使った「芸術祭」なる催しを見に行く。閑散。ま、無駄話をして帰る。
パソコンを交換するので、しばらくお休みします。
大岡信『芸術マイナス1』弘文堂昭和35年9月9日初版で、まだ引用したい箇所がある。《 絵にしても、最近のいわゆる抽象表現主義の画家たちの幾人か、たとえばサム・フランシスとかマーク・ロスコの巨大な画面に茫漠とひろがっている薄明の空間には、宇宙に充…
雨なので歯医者へバスで行く。痛くもなく治療を終える。痛み止めなどの薬を処方される。雨はやんだが、大事をとってバスで帰宅。コーヒーなどきょうは禁止。お風呂も。ああ、楽しみが奪われた~。でも、痛くもないから、ま、いいか。寒々とした一日。富士山…
『大岡信著作集 第四巻』青土社昭和52年発行に収録されなかった「疑問符を存在させる試み」「芸術 マイナス 一」に続くエッセイ「フォートリエ」「写真の国のアリス」「アンドレ・マルローの映画論」「ケネス・パッチェン」「エヴリマン氏」「アメリカの沈黙…
映画『ゴジラ マイナス ワン』 https://www.youtube.com/watch?v=x7ythIm0834から連想するのは、大岡信『芸術マイナス1』。昨日の大岡信「窓に光を 戦没学生の手記について」を読んだ後では、連想が離れない。 『大岡信著作集 第四巻』青土社昭和52年発行に…
昨日取りあげた『大岡信著作集 第四巻』青土社の巻末は「滴々集4」。最初の「窓に光を 戦没学生の手記について」(『菩提樹』1950年1月)に震撼。一部引用。《 この本の中に、戦争に対する呪詛を手つとりばやく読まうと期待する人々は、むしろ失望するであ…
昨日ふれた大岡信『芸術マイナス1』弘文堂昭和35年9月9日初版を、『大岡信著作集 第四巻』青土社昭和五二年四月二五日発行で読んだ。著作集は抄録で、「芸術マイナス1 戦後芸術論 抄」となっている。収録された最初の「現代詩のアクチュアリティ」(「早稲…
昼過ぎ、源兵衛川中流、時の鐘橋上流の左岸(鉄道の石垣)のヒメツルソバを抜く。土のう袋一杯。こんなにあるとは。右岸の石垣は次回にまわす。滑りやすい川底に冷や汗。一汗。 29日(水)から三嶋大社宝物館ギャラリーで展示する本のページをA3版に拡大す…
榊原悟『日本絵画のあそび』岩波新書 1998年8月29日 第1刷発行、「 VI 「右」「左」をめぐって」「V 江戸人のユーモア──達磨の図像学」を読んだ。最終章の達磨の話題が白眉だろう。実物を見たくなる。《 美術館へ行こう! そのことである。そこには、本書で…
榊原悟『日本絵画のあそび』岩波新書 1998年8月29日 第1刷発行、「 II 「虚」と「実」のはざま」を読んだ。「艶冶(えんや)な姿」93頁という表現を知る。使いたくなる。 「 III 対比の妙」を読んだ。《 絵画の世界も例外でない。相反するかたちや色を対置す…
榊原悟『日本絵画のあそび』岩波新書 1998年8月29日 第1刷発行、「1 誇張と即興」を読んだ。軽快な運びで意外に面白い。が、きょうはこれだけ。明日が楽しみ。
昨日富士市のブックオフで榊原悟『日本絵画のあそび』岩波新書 1998年8月29日 第1刷発行帯付を120円で購入。「遊び」ではなく「あそび」に惹かれた。 北一明の仮称「油滴平鉢」約7cm×約18cm、重さ約1キロを鑑賞しているが、内側全体に広がる油滴文様をのぞ…
我が家の前は秋の歩行者天国。そこそこの人出。山車も出て元気なお囃子。この心地よいまったり感。三島だ。 昼過ぎ、源兵衛川上流部、蓮馨寺横の茶碗のカケラ、ガラス片を拾う。細かいモノばかり。心地よい川風。帰宅すれば汗~。夏日。 誘われて車に同乗し…
東京新聞コラム、岩木山『大波小波』の「原初の驚き」は、棟方志功を賛辞する内容。一部引用。《 何かを感じて思わず声にならぬ声を発するのが芸術だ。棟方志功の絵画や板画がそうである。 》 冒頭《 「釈迦十大弟子」が典型である。 》《 棟方の根源には縄…
女性歌人、お二人からそれぞれの個人歌誌が、日を置かず届けられる。それぞれ一首を挙げる。 熱射のもと或は寒風のなか人生の旅をしましたね あなたと 王紅花 空席となりたる椅子にも陽はさしてこころ荒れたるひと日が終わる 佐藤よしみ どちらも日常詠とも…