2014-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「雨の日はソファで散歩」

雨。用事も予定もない一日。お休みモード全開。オツムは半睡状態。半眼微笑ならぬ半睡微笑……ボケ老人か。部屋を行ったり 来たり、やっと選んだ種村季弘『雨の日はソファで散歩』筑摩書房2005年初版。種村氏の死後ほぼ一年後に出た。「謹呈 著者」 の紙片。十…

「長い廊下がある家」

伊豆高原で五月二日から開催される「牧村慶子展」(企画ギャラリー・カサブランカ)の展示のお手伝いをする。朝、伊豆修善寺駅 に降りると駅舎は一年前と一変、改築されていた。併設されたセブン・イレブンの営業時間は午前六時半から午後九時半。どこが7− …

「あかるたへ」

昨日ブックオフ沼津南店にかかっていた EGO-WRAPPIN'「色彩のブルース」が耳に焼き付いて、昨夜は YOU TUBE で EGO-WRAPPIN' を視聴しまくり。「異邦人」はスカ SKA のリズムに乗った分厚いホーンセッションをバックに乾いた歌唱がぐいぐい迫ってくる。 http…

時はうつろう

晴天。冬物衣料最後の洗濯、収納。ホットカ−ペットを収納。冬物って重いんだねえ。冬よさようなら。お掃除してコーヒータイム。 タンザニアのポピュラー音楽をかける。何日も同じ曲ばかり繰り返し聴いている。しかし、あるときふっと他の演奏に耳が惹かれ、 …

「必然という名の偶然」

近くのスーパーへワイシャツを買いに行くが、ごく普通の気に入ったものがない。店内の本屋へ寄る。美術雑誌で期待の新人数百人 を紹介していたけど、図抜けたあるいは並外れたセンスを感じさせる作品はなかった.掲載作品が良くないのかな。こちらの眼が悪い…

「鯉沼家の悲劇」

春風駘蕩。自転車でブックオフ函南店へ。有栖川有栖『長い廊下がある家』光文社2011年初版帯付、藤野可織『爪と目』新潮社2013 年初版帯付、オリバー・サックス『火星の人類学者 脳精神科医と7人の奇妙な患者』早川書房1997年3刷帯付、乾くるみ『カラット …

「六つの手掛かり」

昨晩から向かいの三ツ石神社の入り口で、一月後のお祭りのお囃子の練習が始まった。血が騒ぐ。 午後、友人知人と三人で御殿場へ。途中通り雨。やはり山は違う。下界へ降りて沼津市のギャラリーへ。きょうが初日の白砂勝敏展。 知人は白砂氏手製の額も気に入…

「安楽椅子探偵アーチー」

曇天の予想が外れて晴天。洗濯日和だ。お洗濯〜。そばの源兵衛川でまたまた石垣のヒメツルソバの駆除一時間。ごみ袋一杯。ふう、 一汗かいた。 松尾由美『安楽椅子探偵アーチー』東京創元社2003年初版を読んだ。昨日の鯨統一郎『堀アンナの事件簿』の安楽椅…

「堀アンナの事件簿」

曇天。昼過ぎ小雨。ここだけ降ったり止んだり。 鯨統一郎『堀アンナの事件簿 ABCDEFG 殺人事件』PHP文芸文庫2012年初版を読んだ。AからGまで七短編。いかにも鯨統一郎、 気軽に読める。 《 あたしは堀アンナ。十八歳。 》 「第一話 Aは安楽椅子のA」 …

「 昭和文学(戦後〜昭和末年)ベストテン[小説篇]」

昨日は穀雨。昨夕からしとしと一日雨。 『三田文學』No.91(2007年秋季号)より昭和文学(戦後〜昭和末年)ベストテン[小説篇] 大岡昇平『野火』 深沢七郎『楢山節考』 三島由紀夫『金閣寺』 島尾敏雄『死の棘』 小島信夫『抱擁家族』 大江健三郎『万延元…

「 ハイスクール1968 」つづき

昨日のアート・アンサンブル・オヴ・シカゴ関連で、抽斗の底から直径7.5センチの彼らのバッジを取り出す。「 FULL FORCE 」とあるから1984年 の横浜公演で購入したのだろう。同名のアルバムが1980年に出ている。公演は前回に較べて満足のいくものだった。バ…

「 ハイスクール1968 」

朝、小雨。天気図を見ると、ここだけちっちゃな雨雲。昼曇天。夕方小雨。 四方田犬彦『 ハイスクール1968 』新潮文庫2008年初版を読んだ。1968年高校生だった著者の揺れる日常から1972年の一浪東大合格までを 描いた自伝。当時の興味の対象と行動が私と…

「 芸術家とデザイナー 」

雨。昨夜作成して送った文書にOKが出る。やれやれ。出かける用事はなく、自室でくつろぐ。 ブルーノ・ムナーリの言葉(「芸術家とデザイナー」みすず書房)。 《 デザイナーとは、審美の眼を備えた企画設計者であり、共同体のために仕事をする者である。デ…

「 THE WORLD IS A GHETTO 」

朝、そばの床屋で散髪。最近、若い人が床屋へ戻ってきたという。髪を七三、八二にきれいに分け、櫛の目がはっきり出る、数十年前の髪型に、 という要望。美容室ではできない髪型。んな話題で盛り上がっていたら、BGMがWARのヒット曲「 THE WORLD IS A …

「『坊ちゃん』の時代 第二部 秋の舞姫」

パソコンをWindows7に交換。起動が速くなった。新しいキーボードに戸惑うが、すぐ慣れるだろう。 近くのホームセンターへ自転車で着く寸前に後輪がパンク。ホームセンターの自転車屋に預ける。目当ての商品(木片)を見つけただけで帰る。道々、 左右の家々…

「アルベール・サマン名訳集成」

『アルベール・サマン名訳集成』盛林堂ミステリアス文庫2012年初版を読んだ。一昨日取りあげた城左門の左門は、アルベール・サマンに由来する。典雅な訳文だ。《 明治の文豪がワープロ(それこそ「文豪」を)持ってたらまたぜんぜん文章違ってたんだろうけど、…

「秋天」「搭錯車」

昨日の台湾のご夫婦と(私の)下手な英語で四方山話をした中で台湾の女性歌手を話題に。テレサ・テンの他は発音が分らず筆記で潘越雲と記し、通じた。1994年のCD『秋天』の帯文。《 94年台北城最美麗的邂逅 美麗與愁纏綿交織 》 台湾独特の傷心的心情に惹…

「架空都市 ドノゴトンカ」

朝は源兵衛川の月例清掃。台湾人のご夫婦が清掃を体験したいと、お友だちの日本人女性と参加。清掃後、雷井戸や源兵衛川の上流などを案内。お三人、とても喜ぶ。午後二時三島駅で見送る。 城昌幸『怪奇探偵小説傑作選 4 城昌幸集 みすてりい』ちくま文庫200…

桜を満喫

朝から晩まで、ネットゲリラ氏主催の「第二回 伊豆グルメツアー」に参加。天城山の山懐の壮麗な桜、達磨山へ向かう西伊豆スカイラインから見る壮大な山桜また山桜。濃色薄色白色、今が見頃の絶頂。今回は食べ物よりも桜を満喫、堪能。桜色に染まった一日。達…

「城昌幸集 みすてりい」

友引なので、友だちの車に同乗して、函南町の長光寺へ住職の柿沼忍昭氏を訪ねる。副住職の猫にくれる高価な餌を持っていったら、最近顔をあまり見せないと住職。んな話をきいていると、副住職の影。さっそくお碗に猫餌を入れる。無我の境地で食しているよう…

「 Zanzibara7 Sikinde vs Ndekule 」

麗らかな陽気に誘われてブックオフ函南店へ自転車で行く。堀江敏幸『いつか王子駅で』新潮社2001年初版帯付、工藤直子『くどうなおこ詩集』童話屋2003年11刷帯付、杉浦茂『少年西遊記 2、3』河出文庫2003年初版、杉本秀太郎『平家物語 無常を聴く』講談社…

「怪奇の創造」

朝、源兵衛川上流部のヒメツルソバを抜く。成長の早いこと。ゴミ袋一袋で済んだ。ブックオフ長泉店で二冊。鹿島茂『明日は舞踏会』中公文庫2000年初版、山下清『日本ぶらリぶらり』ちくま文庫2007年7刷帯付、計216円。 星新一・編『怪奇の創造 城昌幸傑作選…

「食堂つばめ」

矢崎存美『食堂つばめ』ハルキ文庫2013年2刷を読んだ。「食堂つばめ」のある街、そこは生と死の境にある臨死の場。《 「ここはおそらく、生き返ることができる人が来る街なんです」 》 69頁《 「お前の食欲は生死の一線をも超えるということだ。これもある意…

「蒼林堂古書店へようこそ」

朝用事を済ませてその足でブックオフ沼津南店まで自転車で行く。道々名残の桜を楽しむ。山本周五郎『山本周五郎・士道小説集』実業之日本社1972年初版、滝田務雄(みちお)『長弓戯画 うさ・かめ事件簿』東京創元社2010年初版帯付、計216円。 乾(いぬい)く…

「雪女」

昨日のこと。東京方面から来た旧友と彼女の女友だちが三島広小路駅の線路を渡るとき、女性が驚いて訊いた。「一方通行なんですか?」。駅構内も単線なのでそう思ったと、しばらくして気づいた。待避線がないのは珍しいことか。クレソンもそうだけど、他所の…

「けさひらく言葉」

昼前、東京方面から旧友と彼女の女友だちが来訪。三島駅北口で待ち合わせ、そばの大岡信ことば館へ行く。谷川晃一「雑貨主義」展が催されている。画家谷川晃一が集めた世界の雑貨。実物の燈台がモデルの置物(アメリカ製)や銅版画家深沢幸雄氏が使うように…

「茶の本」

晴天なれど強い西風。強風吹きつける大通りを避け細道をくねくねと辿ってブックオフ沼津リコー通り店へ自転車で行く。いたるところ花吹雪。ヘンリー・ペトロスキー『フォークの歯はなぜ四本になったか 実用品の進化論』平凡社ライブラリー2010年初版、乾くる…

「名句入門」つづき

春雨じゃ、濡れて参るか、と出たら止んでいた昼。 やれやれ。午後は傘をさしてグラウンドワーク三島の会合へ。近々、サウジアラビアから女性八人が視察に来ると、理事長。女性だけじゃダメで、夫や男親、子どももついてきて、計十八人に。世界は広い。 永田…

「名句入門」

先月27日にチリの群発地震を紹介したけど、やはり起きた、M8.2の大地震。 晴天の昼前は昨日につづいてお花見。もう散り始めている。水草に花びらが引っかかって、水草の花みたい。午後、ブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。鯨統一郎『包丁人 轟桃次郎』早…

「不思議な国の殺人」

朝、2円切手を買う。昼過ぎ、源兵衛川中流部の桜の下でまったりしていると、銅版画家の林由紀子さんが通りかかる。先月の銀座での個展で某出版社が興味を示してくれたと。いい話に相応しく桜は一気に満開。 フレデリック・ブラウン『不思議な国の殺人』創元…