2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

休館日

静岡新聞朝刊記事、「立花隆さん東大で講演 20歳の体験が脳を変えていく」。 《「20歳のころは、脳はまだ完成していない。いろいろな体験の一つ一つが、その人の脳を決定的に変えていく。一生の友人もできる」とこの時期を大切にするよう語りかけた。》 実感…

垢落とし

水洗トイレの水垢が気になるのでテレビで宣伝している洗剤を買いに行くと、そこだけ空いている。やはりね。みなさん、水垢で苦労してらっしゃる。で、以前使ったこすり落とす消しゴムタイプのものを購入。朝からせっせとこする。せっせ、せっせ。かがみこむ…

すべてにおいて美しい

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。北上次郎「情痴小説の研究」ちくま文庫2003年2刷、フィリップ・K・ディック「人間狩り」ちくま文庫1991年初版、コーマック・マッカーシー「すべての美しい馬」早川epi文庫2001年初版、計315円。「すべての美しい馬…

十年で四倍

昨日に続き「現代日本文学大系 93 現代詩集」筑摩書房の篠田一士(はじめ)の解説から。吉岡実「島」について《「島」という題名を日常的に受け取って、この作品を何度読みかえしてみても、読者はなにものも喚起されないだろう。》 と記し、ひとつの読解を…

三十年経てば見分けられる

「現代日本文学大系 93 現代詩集」筑摩書房の篠田一士(はじめ)の一九七三年の解説から。《いわゆる詩壇というところでは、たえず新しい言語をもとめて革命的な実験が行われ、それが、たんなるその場かぎりのファッション・モードの流行のごときものであ…

警語

昨日ふれた冨山房百科文庫、三十年近く前にきだみのる「気違い部落周游紀行」1981年を新刊で買っている。岩波新書「にっぽん部落」1967年を出た当時読んで高校生の私はえらく感心した。 そして新潮文庫の旧字体の「気違い部落周游紀行」を買い、冨山房百科文…

11月23日(月) 休館日

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。山口裕之「人間科学の哲学」 けい草書房2005年初版、ジークフリート・レンツ「遺失物管理所」新潮社2005年初版、半額セールなので計104円。 堀江敏幸の文庫本、中公文庫「回送電車」の品番は「ほ 16 1」。昨日の…

行き届いた文

昨日、銅版画家林由紀子さんからヴェネツィア土産に頂いたペンの話を友だちにして、画家の名は忘れたが油彩画「干上がったヴェネツィア」の画像を送る。 静岡新聞朝刊に企画展の記事。行き届いた紹介だ。うららかな午後、昨日買った青山南「翻訳家という楽天…

氷雨の晩秋

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。堀江敏幸「河岸忘日抄」新潮文庫2008年初版、同「おぱらばん」同2009年初版、連城三紀彦「顔のない肖像画」同1999年初版、計315円。三冊とも新潮文庫、紐の栞つき。堀江敏幸氏は、数年前の味戸ケイコ個展(東京)で…

晩秋に開く

グラウンドワーク三島の「街中カフェ」がきょう開店。準備中のところへお邪魔して地元箱根西麓産の大根、白菜、きゅうりなどを買う。開店前なので私が一番乗りの客。 昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。尾崎士郎「人生劇場」新潮文庫2000年初版、谷川…

懐かしい晩秋

富士山は中腹まで雪模様。おお、寒。昨日の記述の訂正。あがた森魚「赤色エレジー」は、1971年の発売だった。奥付は「昭和四十六年十二月二十五日発行 初版一千部限定の八六○ 幻燈社」。昨日のYou Tubeの画像の音源はこの「うた絵本 赤色エレジー」ではない…

小雨、深秋

昨夜、NHKテレビ「SONGS」の井上陽水を観ようと早めにつけたら、「熱中時間」なる番組。青森県の舞踏熱中人が出ていた。彼の応援団として歌手のあがた森魚が出演。バックに彼の出世作「赤色エレジー」が流れていた。うーん、懐かしい。懐かしいとい…

Try the other hole

昨日の続き。米原万里対談集「言葉を育てる」ちくま文庫は、引用したい箇所が富士山の樹海のようにある。で、頂上の冠雪部分を。免疫学者・多田富雄の発言。《私は脳っていうのは嘘つくようにできてるんだと思うんです。すごくもの憶えのいい老人がいて、昔…

11月16日(月) 休館日

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で米原万里対談集「言葉を育てる」ちくま文庫2008年初版、105円購入。 静岡新聞朝刊、大竹昭子「イメージの奥へ 写真の自由な読み方」の結びがなぜか印象に残った。《写真で活動を静止させたときに、はじめて見えてくるもの…

秋深まる雨

雨。風が無いので徒歩で美術館へ。昨日のブログを補筆訂正。米原万里対談集「言葉を育てる」ちくま文庫を読む。《私は九歳から十四歳(1960年1月から64年10月)までの五年間、チェコスロバキアの在プラハ・ソビエト学校に通っていました。(略)そこでは生徒…

好みとおすすめ

きのうに続いてお掃除モード。昨夜から電源を抜いてあった冷蔵庫を動かして裏側をお掃除。冷蔵庫内もキレイに。インスタントコーヒーやお茶などの密封ものが少ししか入ってないので楽チン。なまものは何もないんだからなあ。なまものといえば、昨夕帰りがけ…

展覧会初日

小雨だけど風が強いのでバスで来る。昼前に止む。普段手入れをしていない細々としたところを濡れ雑巾と乾いた布で拭く。あれ、汚れが落ちた。展示室がすっときれいになった印象。美だけでなく、汚れも細部に宿る、か。ついでにパソコン周りもお掃除。きょう…

展示準備完了

展示した絵画の下に作者名を印字した紙片をつける。制作年は入れたが作品名は省いた。絵をまずよく観てもらいたいから。準備完了。 内田樹の11日のブログの話題「SCANとREAD」はじつに示唆に富む。《本を開いてぱらぱら頁をめくっていれば、それはすでに「読…

展示品をレイアウト

昨夜、友だちからNHKで井上陽水をやってるよ、教えられ、「SONGS 」を視聴。六十歳を越えても枯れず味わいを深めている。歌の合間に俳優のオダギリジョーの発言。「J−ポップの歌詞はつまないから聴かないが、井上陽水の歌詞は素晴らしいから聴く」…

展示品を並べる

午前中は雨の中、御殿場市からの視察十人を源兵衛川に案内。雨だけど徒歩で美術館へ。午前十一時開館。ほどなく鉄の造形作家植松和夫氏が来館。新作を週末、長野県青木湖畔に設置するという。現地はもう積雪とか。こちらは雨なのにねえ。 太田忠司お気に入り…

11月 9日(月) 休館日

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で一冊、荻野アンナ「背負い水」文藝春秋1991年初版帯付、105円。そして夜。しばらくぶりにコーヒーを飲んだら元気が出て、自転車でブックオフ函南店へ。単行本棚から「泡坂妻夫の怖い話」新潮社1995 年初版、佐藤洋ニ郎「…

展示品を出す

お昼前はのんびりお掃除など。古本もブックオフ長泉店で二冊、脱力系を。宮沢章夫「アップルの人」新潮文庫2009年初版、「SFバカ本 たわし篇プラス」廣済堂文庫1998年初版、計210円。 午後は絵画を倉庫から出す作業。一点一点鑑賞しながら今回の展示に相応…

女性十人展最終日 昼食後、美術館を抜け出し、源兵衛川の月例清掃へ。午後二時半戻る。出品したおば様たちで賑やか。午後四時半、展示無事終了。やれやれ。 机上を整理していたら、去年2008年8月17日付の毎日新聞の切り抜き。「市場関係者の原油価格の見通し…

立冬

立冬。でもなんか温い陽気。昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。松浦理英子「犬身」朝日新聞社2008年3刷帯付、山田正紀「僧正の積木唄」文藝春秋2002年初版、計210円。二冊とも贈呈用。前者の帯に読売文学賞受賞の惹句。昔は文学賞に興味があったけど…

今年こそ読まれるべきミステリ

昨日の綾辻行人「四○九号室の患者」は日記形式のミステリ。その日付が「10月20日火曜日〜11月28日土曜日」、「12 月5日土曜日〜12月16日水曜日」。今年と同じ曜日。今年こそ読まれるべきミステリだ。いい時に読んだ。 太田忠司お気に入りシリーズ、横溝正…

ミステリ短篇

朝、美術館へ行って開館準備、それからグラウンドワーク三島事務局で山梨市からの視察を待って、源兵衛川などを案内。お昼、美術館へ戻る。 昨夜、本棚を流して太田忠司「狩野俊介の事件簿」徳間デュアル文庫2001年の「文庫版あとがき」を読む。《四十歳を過…

時感差

昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。遠藤武文「プリズン・トリック」講談社2009年初版、「江戸川乱歩と13の宝石 第二集」光文社文庫2007年初版、計210円。前者は江戸川乱歩賞受賞作。八月に出た本。静岡新聞の大きな広告が記憶に新しい。 きょうも秋晴…

グループ展初日

昨日賑やかに展示の終えた女性十人による絵画展の初日は抜けるような秋晴れに恵まれた。富士山は白雪が頂上付近から下へだんだん降りてきている。白いレースのよう。美しい。 夏目房之介「不肖の孫」筑摩書房1996年初刊は、彼の母方の祖父、三田平凡寺に興味…

休館日

絵の搬入と展示。十人の女性と二人の男性が集まって賑やかに。 ブックオフ長泉店で二冊。ルー・モルガール「キキ モンパルナスの恋人」河出書房新社1989年、荒俣宏「漫画と人生」集英社文庫1994年初版、計210円。後者の「幻想絵画館」の章は、マンガと二十世…

閑人亭日録

日録の題を「閑人亭日録」にあらためる。午後、天気が崩れるという予想なので徒歩で来る。汗びっしょり。ふう。晴れてきちゃったよう。展示の片付け。今にして思う、よくこんな手間をかけたなあ、と。展示替え中でも来館者。応接しているといつしか時は過ぎ…