2011-10-01から1ヶ月間の記事一覧

北斎道子展二日目

きょうは十時半を廻って来館者。お昼時うまく人が途切れて昼食。午後再び切れ目無く来館者。それにしても、絵画の値段にビックリ。紙に描いた額装なしの新作8号〜50号が、1万円均一。あり得な〜い。そんなことが起こるK美術館。来館者は「号いくらです…

北斎道子展初日

午前十時から次々と来館者。人が切れず、午後三時過ぎに合間を見て昼食。ふう。

モテ期

ぐっと秋の気配が深まったので、昨夜衣装ケースから冬物を取り出し、夏物を収納。二つの衣装ケースに収まる量。これでも捨てたい衣服がある。ブックオフへ持ってゆく本もたまってきた。時が経つにつれて関心外になる本がある。歴史の本や哲学の本が特に色褪…

「3平」

昨晩思い立ってブックオフ函南店へ自転車で行く。円城塔『 Self-Reference ENGINE 』ハヤカワ文庫2010年2刷、多島斗志之(としゆき)『海賊モア船長の憂鬱』(上・下)角川文庫210円、計315円。 午前九時過ぎに、明後日始まる北斎道子展の問い合わせ。静岡市…

「めぐらし屋」

堀江敏幸『めぐらし屋』新潮文庫2010年初版を読んだ。めぐらし屋とは初耳。この小説では半分を過ぎたところで解明される。《 いつのまにか、父はそういう束の間の隠れ家を斡旋してくれる人物としてまわりに認知されていった。なにしろひとを疑ったり見捨てた…

負の遺産

文藝春秋・編『私たちが生きた20世紀・上』文春文庫2000年初版、柳田邦男「『負の遺産』と再生の道」から。《 私は一九六○年に広島で記者生活のスタートをして以来、四十年近い歳月を、戦争、災害、事故、公害、薬害、医療事故などの現場における現代人の「…

美術の屈折率

午前中に原田恭子展の作品搬出終了。再びガランとした室内。空疎ではなく、楽しいざわめきがほんのり残る。 昨夜、Eテレの「高田純次の宝石学」を視聴。ダイヤモンドの硬度と屈折率が他の宝石に較べてどれほど飛び抜けていかを実証して見せた。屈折率の実証…

休館目

昼前と昼過ぎ、展覧会を巡る。写真、油彩画、陶芸、水墨画。あとはのんびり。 昨日の毎日新聞書評、『異常な契約 TPPの仮面を剥ぐ』農文協への松原隆一郎・評が読ませる。《 これらはいずれも貿易と投資の自由化を名目として、各国が独自に定めてきた社会…

原田恭子展最終目

昨夜来の雨は朝には上がり、午前十時半過ぎから次々と来館者。午後になって一段と賑やか。盛況裡に終了。やれやれ。 イラストレーターの牧村慶子さんから来春展示する水彩画五十点ほどが届く。ワクワク。 ネットのうなずき。《 「今の世の中『得しないと損で…

原田恭子展五日目

雨が一時止んだので自転車で来る。着いたら予想より早く雨。タイの洪水を思う。ひたひたと次第に増す水位。津波とは違うやりきれなさ。 きょうも十時過ぎにには来館者。雨にも負けず人は来る。車で来るからどうってことないか。午前中から満車を心配。 来年…

原田恭子展四日目

美術館の包丁の切れ味が甘くなっていたので、自宅から砥石を持ってきて久しぶりに研ぐ。安い菜切り包丁なので難しくはない。次第に輝きを増してゆく刃先。腰を据えてしまう。研ぎ過ぎはイケマセン。切るものは梨。 十時過ぎ、原田さん来館。油絵を数点外し、…

原田恭子展三日目

昨日から明け方が涼しく、秋めいてきた。ズボンを秋物に替える。今朝も画家が到着しない十時過ぎに次々と来館者。午前十一時には満車。午後二時近くなんとか昼食。切れ目ない来館者。ふう。 ネットの見つけもの。《「生まれた時からあった技術はあるのが当然…

原田恭子展ニ日目

十時半過ぎから途切れない来館者。お昼を過ぎてうまく切れる。ゆっくり昼食。再び次々と来館者。駐車場は満杯。でもうまく出入りして溢れることはなかった。やれやれ。 ネットの拾いもの。《 しかし、フグって防衛のために毒を持っているとしても、食べられ…

10月17日(月) 休館日

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。小川一水『疾走千マイル急行』ソノラマノベルス2007年初版、古井由吉『野川』講談社文庫2007年初版、計210円。 新刊の川本耕次『ポルノ雑誌の昭和史』ちくま新書2011初版を読んだ。《 寺山久美も長く記憶されたモデル…

原田恭子展初日

年配の原田恭子さんの初個展なので賑やか。ほとんどが女性。予想どおり絵が売れていく。なんといっても割安だから。 ネットのうなずき。《 人間は自己利益を排他的に追求できるときではなく、自分が「ひとのために役立っている」と思えたときにその潜在能力…

自然な建築・続き

隈研吾『自然な建築』岩波新書2008年初版の引用、続き。《 対比は、結局環境を壊す。グラデーションは古いものも、新しいものもすべてを認め、すべてを許す。グラデーションは環境を修復する。》68頁《 因習的で古めかしい伝統的なデザインを否定するのが…

自然な建築

夜来の雨が止んだので、雲の様子を見ていつもより早めに自転車で来る。正解。到着数分後に叩きつけるような雨。女心と秋の空。 来週開催の原田恭子さんの絵の搬入と展示。油彩画、木版画などあるが、驚くほど安いお値段。最近の木版画が興味深い。展示のお手…

時を巡る肖像

柄刀一『時を巡る肖像』実業之日本社文庫2010年初版を読了。ピカソ、安井曾太郎、フェルメール、モネそしてデューラーの有名な絵に絡んだ短篇ミステリ集。関係した、といった浅いものではなく、その絵の薀蓄が事件の謎の解明に絡んでくる趣向。最初の「ピカ…

都市のコスモロジー

13日(木)は休館します。 安藤信哉の絵を撤収、収納。晴天のせいか、気持ちよく進む。午前中に完了。 オギュスタン・ベルク『都市のコスモロジー 日・米・欧都市比較』講談社現代新書1993年初版を読んだ。この前読んだ『日本の風景・西欧の景観 そして造…

休館日

13日(木)は休館します。 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。黒川創『かもめの日』新潮文庫2010年初版、中島京子『FUTON』講談社文庫2007年初版、矢崎存美『再びのぶたぶた』光文社文庫2009年初版、計315円。 昼前、グラウンドワーク三島が招待…

安藤信哉展最終日

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で矢崎存美のぶたぶたシリーズを二冊。『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』光文社文庫2007年初版、『訪問者ぶたぶた』光文社文庫2008年初版、計210円。夜、イトーヨーカドーでワイシャツを買った足でブックオフ函南店まで自転車…

日本の風景・西欧の景観・続き

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。柄刀一『時を巡る肖像』実業之日本社文庫2010年初版、山川静夫『名手名言』文春文庫1992年初版、計210円。実業之日本社文庫を初めて買った。 オギュスタン・ベルク『日本の風景・西欧の景観 そして造景の時代』講談社…

日本の風景・西欧の景観

きょうも口コミで来館される方が何人も。味わいのある絵ですねえ、と画集を購入される。存在感のあるですねえ、と画集を購入される。 オギュスタン・ベルク『日本の風景・西欧の景観 そして造景の時代』講談社現代新書1994年5刷を読んだ。目を開かれる知見が…

隠れた秩序

霧雨だったので徒歩で来る。汗かいた。午前中から東京の方をはじめ来館者。 芦原義信『隠れた秩序 二十一世紀の都市に向って』中央公論社1986年初版を読んだ。《 われわれ日本人の住いのありかたはきわめて独特なものであり、西欧のそれとは対極的なものでは…

青じろい季節

来館されたベテラン画家は、安藤信哉の絵に「スケールの大きい先生ですね〜」とえらく感心された。近代美術館で大きくやれば、とも。そうできればホントいいのですが。そう言ってくださるだけで充分ですわ。画集を購入される。それから、これは多くの方が述…

10月 3日(月) 休館日/遠きに目ありて

天藤真『遠きに目ありて』創元推理文庫1992年初版を再読。全五話の連作ミステリ。重度身体障害者の少年が謎を解く安楽椅子探偵もの。どれも上出来、本格ミステリを堪能。「第三話 出口のない街」の一節。《 千葉市栄町キャバレー「美女林」の経営者である。…

ほんのり雪化粧

富士山がほんのり雪化粧。 来館者の対応に追われる一日だった。仁木悦子『青じろい季節』角川文庫1980年初版を途中まで読んだ。

壊れものとしての人間

大江健三郎の長編評論『壊れものとしての人間』講談社1970年初版を読んだ。四十年前は手に負えなかったけど、今回は最後まで読み通せた。やれやれ。ただ、読了はしたけど、果たしてどこまで理解できたか。半分もわからなかったというのが本当のところだろう…

日本文化論のインチキ

昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。小谷野敦(こやの・とん)『日本文化論のインチキ』幻冬舎新書2010年初版、天藤真『遠きに目ありて』創元推理文庫2004年15版、計210円。後者は贈呈用、初版では表紙絵は渡辺啓助だったが、これは松尾かおる。前者は、…