2007-02-01から1ヶ月間の記事一覧
昨夜は本は手付かず、LPレコードを聴きまくる。ジャズ・ベーシスト鈴木勲「BLOW UP」1973年録音からサザンオールスターズ「NUDE MAN」、中森明菜、藤圭子、吠えまくるテナー・サックスのキング・カーティスまで思いつき目につくままにかける…
休館日。昼食後、三嶋大社でさいたま市から来た40人をグラウンドワーク事業地へ案内。といっても桜川、源兵衛川、蓮沼川といった川を案内して説明するだけ。視察が終えてバスに乗車するとき、年配のご婦人が「楽しかったからあげる」と五十銭硬貨をくれた。…
来週発売の季刊「版画芸術」阿部出版が届く。巻頭特集「知られざる木版画絵師」は 小原古邨と小林かいちの二人を取り上げている。「乙女(モガ)アート」の絵封筒を数多く手がけた「小林かいち」は大正初期から昭和初期に活躍した人。生没年も経歴も不明な絵…
北一明氏の北京展をまとめた小冊子に1992年11月、湯河原の女性演歌歌手の邸で催された「雪月花の宴」の写真が掲載されている。十数人のその席では当然若輩者の私が末席に。そのせいで花を添えた芸者さんたちや女性たちの裏面を垣間見てしまった。背中を一筋…
昨夜十時からのNHKテレビ「人間ドキュメント」は画家横尾忠則の特集。彼の1960年代のポスターや本の装丁は好きではないけど凄いと思った。画家に転向してからは面白いとも何とも感じなかった。Y字路も観たけど、どうもねえ。その彼が70歳になって開眼と…
朝、郵便局に寄って郵送用の記念切手を買う。きょう発売は「新世紀エヴァンゲリオン」。このアニメ、 2015年が舞台か。全く興味がないけど、彩波レイは知っている。コスプレで。 百目鬼恭三郎「解体新著」で扱っている本で読んでいるのは「日本語大辞典」講…
銅版画家深沢幸雄氏からの手紙に侘しいことが記されていて気になり、昨晩やっと電話することができた。綺麗な娘さんの声に続いて深沢氏が出る。なんとお元気な声。足が少し悪くなったので外出が控えめになっただけで、創作力は衰えていない。今までに銅版画…
宮本美智子「男についての12章」文藝春秋、読了。昨日も書いたけど、女傑と特上極上の男たちとの雲の上のお話はじつに楽しかった。こんな特別なお話を書いた彼女の努力に敬意を表したい。引用したい本文はいくつもあるけど、それは我慢して「おわりに」から…
午後、知人の車に同乗して、一昨日新開店した伊豆の国市のブックオフ大仁店へ行く。歌野晶午「女王様と私」角川書店2005年初版帯付、百目鬼(どうめき)恭三郎「解体新著」文藝春秋1992年初版帯付、上遠野(かどの)浩平「紫骸城事件」講談社ノベルス2001年…
朝から小雨模様の曇天。午後は愛知県からの90人のグラウンドワーク三島の視察に三人で対応。午後三時過ぎ、美術館へ戻る。いつものことだけれども疲れた。疲れているときには課題問題難題が一度にやってくる。日録問題、再開発問題、景観問題、離職問題。い…
昨夜、岡崎武志「古本生活読本」ちくま文庫を読み終えた。ふむ、ふーん、へえ〜、ほう。軽エッセイという印象。永井龍男に「紅茶の時間」という本(昭和29年)があるのを90頁で知る。私にとって「紅茶の時間」といえば東君平の詩集「紅茶の時間」サンリオだ…
昨日、味戸ケイコさんの本を買われていった方と入れ替わるように、銅版画家の林由紀子さんが来館。新作の 蔵書票を持って来られた。早速拝見。去年の十二月に制作された作品に釘付け。題は「イリス」。花のアイリスからとったもの。女性の横顔とアイリスの対…
昨夜、米澤穂信「愚者のエンドロール」角川スニーカー文庫2002 年を読んだ。バークリー「毒入りチョコレート事件」「を相手にどこまで本歌取りがなったものか、それは皆様の判断に任せます。」 見事な本歌取りだぜ。冒頭のチャットは「??」だったが、読後…
昨夜はアントニイ・バークリー「毒入りチョコレート事件」創元推理文庫を読んだ。六人のマニアによる殺人事件の犯人当て推理が興味深いが、本筋とは関係ないこんな箇所が記憶に残った。 「世間の人間の記憶はいたって早く消えるものだが、世間の人間の偏見と…
小雨のなか昨日の沈丁花がほんのり匂っていた。 昨日話題にした改題だけど翻訳にもある。ミステリ作家クレイグ・ライス「マローン売り出す」光文社文庫が創元推理文庫で再刊されたときには「時計は三時に止まる 」に。うっかり買うところだった。 昨日帰宅す…
お昼近く起床。昼食後、自転車でブックオフ三島徳倉店へ。大岡玲「黄昏のストーム・シーディング」文藝春秋 1989年、川上宗薫「淫霊(いんりょう)」講談社1985年、北森鴻「メビウス・レター」講談社1998年帯付、橋本勝「映画の絵本2」旺文社文庫1983年、米…
沈丁花の蕾がほころびそう。 陽気に誘われて(ウソ。誘われなくても行く)ブックオフ長泉店まで午後のお散歩。フィリップ・シモノ「絵画ビジネスのからくり」ダイヤモンド社1992年初版帯付、ロアルド・ダール「チョコレート工場の秘密」評論社2005 年11刷帯…
午前中はグラウンドワーク三島の事業地を大型バスで案内。午後は三島プラザホテルでシンポジウム。それから交流会。ふう。 毎日新聞昨夕刊に埴谷雄高の未刊の長編「死霊」が実は「完結していた」という記事。文芸評論家川西政明が「定本 謎解き『死霊』論」…
午前十時から三島市にある日本大学国際関係学部で日韓バイカモ(梅花藻)サミットに参加。午後四時美術館へ。 二日間出ずっぱりだったので、もうオツム働かず。
朝、明日のグラウンドワーク三島事業地視察のバスコースの下見。いろいろな所で工事中。大型バスなので停めるところが限られる。ま、ここでいいか。 大沢在昌「狼花」光文社2006年を一気読み。「新宿鮫」シリーズの9作目。息をつかせぬ展開。男たちと女の人…
田中栞さんから注文した「本の手帳」創刊2号が届く。送金。特集「編集者たちのマイブーム」。なんかなあ、マイブームとはなあ。十年前の流行語大賞だよ。題はさておき内容はマニアックに濃い。でなけりゃ注文しないわ。縦組み横組みの活字が意外と面白い。…
少し詰めすぎの感がするので壁面から二点撤去。今回の目玉は味戸ケイコさんの若き日の銅版画三点。1968年と 1969年の作。初公開。午前中に並べ終える。椅子に座ってしばし見回す。ま、これでいいか。結局、平台に置いた味戸ケイコさんの銅版画、坂東壮一氏の…
昨夜疲れていたので軽く読めそうなみうらじゅん「やりにげ」 新潮OH!文庫を読んだ。「38人の女たちの赤裸々な姿」。すらすら読めた。この進み方はライトノベルと同じだ。そうか、みうらじゅんはライトノベル作家か。が、どっと疲れた。「現代の笑えるセ…
昨日帰宅途中に官能小説家綺羅光氏に遭遇。近々、ここから車で 20分ほどの温泉街へ引っ越すという。あそこはレトロな情緒が色濃く残っているからなあ。 お昼前にブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。東君平「くんぺい魔法ばなし 小さなノート」サンリオ1990…
今朝も寒。ミニチュアの滝が凍っている。昨日は−2.9度。今朝は−4.7度。 昨日帰りがけにブックオフ長泉店に寄り、電撃文庫から二冊抜く。おかゆまさき「撲殺天使ドクロちゃん」2003 年2刷、時雨沢恵一「キノの旅」2003年32刷、計210円。前者は「ライトノベル☆…
今朝は寒さがぐっと和らぐ。 「林芙美子 巴里の恋」中公文庫2004年を読んだ。必要から読んだのだけれど、面白かった。他人の日記にはさほど興味がない。武田百合子「富士日記」は途中で投げ出したが、これは違った。表紙を飾る林芙美子の写真がいい。ディレ…
寒!朝、お蒲団のなかでぐずぐずしているうちに目覚まし時計が鳴る。するとオツムがトロンとしてしまう。起きたくない。なんでかなあ。今朝は寒かった。 大森望・三村美衣「ライトノベル☆めった斬り!」太田出版2004年を読んだ。最初は拾い読みだったけど、…
小林信彦「地獄の読書録」集英社文庫読了。それから拾い読み。1959年から1969年の間に出版されたミステリ、SF小説を中心にした書評集。なかなか参考になる。勉強になったこともある。例えば悪漢小説。 「悪漢小説というのは悪漢が出てくる小説ではありませ…