2007-10-17から1日間の記事一覧

日没前

福永武彦「冥府」を読んだ。秋の夜長に読もうと思って幾星霜。やっと「夜の三部作」第一部を読んだ。感想? 戦後社会への作者のいたたまれない心情が下敷きになっている。結末部分から。 「しかし希望が僅かでも香料のように残っているから、絶望は一層味が…