2015-09-02から1日間の記事一覧

『石の結社』

荒巻義雄『石の結社』実業之日本社1979年初版を読んだ。題から壮大な伝奇小説を予想したが、 ごく普通の推理小説だった。主人公が若手画家、仲間が銀座の画廊主という具合に美術の話題が豊富で、 そちらに関心が向いた。 《 「絵を買うお客さんもさ、この頃…