2015-10-24から1日間の記事一覧

『終着駅』

結城昌治『終着駅』中央公論社1984年初版を読んだ。再読かも知れないが、忘れた。全六章。 敗戦後の混乱期から朝鮮戦争までの東京が主な舞台。全編殆どが独白と会話、手紙で構成される。 その向こうに見える庶民の姿。焼跡闇市の世の無常と無情。女に愛想を…