2017-03-24から1日間の記事一覧

『博士の愛した数式』

小川洋子『博士の愛した数式』新潮社2004年30刷を読んだ。十歳の子持ち、二十八歳の家政婦をしている未婚女性が、 六十四歳の元数学博士の家事の世話をする。その博士は、80分で記憶が失せる病気持ち。なんて発想だろう。 《 「本当に美しい証明は、一分の隙…