2018-06-13から1日間の記事一覧

『冬華』

松本勝貴氏の第一歌集『冬華』書肆季節社1982年を再読。 ひがんばな野に咲けば野をめぐりゆき胸冷ゆるまで満たすくれなゐ 夕暮れの水にわが影残しきてひそと羞(やさ)しき闇に入りゆく ひと戀ふることの寂しさ曼珠沙華あかあかと秋の闇に焔(も)えたつ し…