2021-05-23から1日間の記事一覧

温故知新(閑人亭日録)

小体な白い本で思い出した。加藤郁乎『微句抄』南柯書局1974年だ。新書判ほどの堅表紙の薄い本。近所の年上の知人に貸したが、急死。四十九日が過ぎ借用書を見せたが、 未亡人は大量の蔵書を古本屋に渡していた。戻ってこなかった六冊のうちの一冊。古本屋の…