2024-03-23から1日間の記事一覧

『記憶と芸術』三(閑人亭日録)

最初の北川健次のエッセイ「記憶と芸術──二重螺旋の詩学」から。《 クレーが矢印を使い始めたのは一九二〇年代に入ってからであるが、デュシャンの無機質に比べ、クレーは限りなく有機質の方へと「矢印」の意味が分化した事は興味深い。では美術の枠を出て人…

『記憶と芸術』二(閑人亭日録)

昨日の記事をあげるのを忘れていた。 語り手:谷川渥 聞き手:中村高朗「澁澤・種村(おうごん)時代を語る」を読んだ。谷川渥の発言。《 あれは河出書房新社にいた安島真一君、のちに安藤礼二という名で大活躍することになる彼ですけど、彼がよく僕に声をか…