ウィスキー

 静岡新聞と読売新聞朝刊に「あしたのまち・くらしづくり活動賞」の記事があるけど、一度は見逃してしまったほど小さい記事。拍子抜け。
 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。東雅夫・編「妖怪文学館 伝奇の匣3 芥川龍之介」学研M文庫 2002年初版、松村栄子「紫の砂漠」ハルキ文庫2004年初版、計210円。前者にはブックファースト京都店の栞が、後者には八重洲ブックセンターの栞がはさまっていた。東西の書店からどうやって流れついたのだろう。
 昨夜はNHKテレビ「プロフェッショナル」を視聴。世界一のウィスキーブレンダー輿水精一を紹介。サントリーの人だ。
「欠点を隠すのではなく長所を伸ばす」
「本当にこれでいいのか?」
 と彼は自問する。K美術館の個展、今開催中の佐竹邦子さんでもそうだが、いつも展示作品を前にして自問し、悩む。昨日の視察も同じだ。これでよかったか? 輿水は、
「ま、これでいいか」
 と思った時が痛恨の失敗だったと述懐していた。上司から言われた。その新製品を
「本当にうまいと思ったの?」
 好き嫌いを超えたところにうまい・まずい(いい・わるい)があると思う。この判断はじつに難しい。

 ウィスキーつながりで東京赤坂のバーですぺら主人渡辺一考氏の「掲示板」(リンク参照)への書き込み「ウィスキー学者」がスルドイ。

 本屋で探している雑誌が見つからず、「PEN」が目にとまる。特集は「いま世界には、アートが必要だ。」買うしかない五百円。「BRUTUS」かと思ったぜ。感想は明日。