昨日は三島35,5度。猛暑日だった。ブックオフへも行かずじまい。
夕日を見ると切なくなる。誰もがそうだと思っていたけど、そうではなかった。知人女性は、夕日を見るのが楽しいという。海に沈む夕日と夕映えを見るのが楽しくて好きだと言う。私は「へえ〜」。正反対の見方をする人がいるとは発見だ。青春時代によく聴いた歌の歌いだしはこんなもの。
ザ・スパイダース「夕陽が泣いている」
「夕焼け 海の夕焼け 真っ赤な 別れの色だよ」
ザ・ワイルド・ワンズ「夕陽と共に」
「海に沈む太陽が 恋の別れを告げるように ほのかに燃えたこの恋も 夕陽と共に消えてゆく」
三上寛「小便だらけの湖」
「夕日を見ると さみしくなるから」
宇佐美斉「落日論」筑摩書房1989年にはこういった歌詞は問題外だった。文学とは縁遠い場所で夕日(夕陽)=切ないといったセンチメンタルな構図ができあがったようだ。この構図に、私はずぼっとはまった。
きょうも午前十時前に早、来館者。おちおちしてられない。昼食後、ブックオフ長泉店で涼を取る。斉藤政喜・内澤旬子「東方見便録」文春文庫2001年初版ほかミステリ文庫本を三冊、計420円。ミステリ三冊は贈呈用。