「NOIZ・2007」十九日目」夕日は?

 昨日は三島35,5度。猛暑日だった。ブックオフへも行かずじまい。

 夕日を見ると切なくなる。誰もがそうだと思っていたけど、そうではなかった。知人女性は、夕日を見るのが楽しいという。海に沈む夕日と夕映えを見るのが楽しくて好きだと言う。私は「へえ〜」。正反対の見方をする人がいるとは発見だ。青春時代によく聴いた歌の歌いだしはこんなもの。

 ザ・スパイダース「夕陽が泣いている」
  「夕焼け 海の夕焼け 真っ赤な 別れの色だよ」

 ザ・ワイルド・ワンズ「夕陽と共に」
  「海に沈む太陽が 恋の別れを告げるように ほのかに燃えたこの恋も 夕陽と共に消えてゆく」

 三上寛「小便だらけの湖」
  「夕日を見ると さみしくなるから」

 宇佐美斉「落日論」筑摩書房1989年にはこういった歌詞は問題外だった。文学とは縁遠い場所で夕日(夕陽)=切ないといったセンチメンタルな構図ができあがったようだ。この構図に、私はずぼっとはまった。

 きょうも午前十時前に早、来館者。おちおちしてられない。昼食後、ブックオフ長泉店で涼を取る。斉藤政喜内澤旬子「東方見便録」文春文庫2001年初版ほかミステリ文庫本を三冊、計420円。ミステリ三冊は贈呈用。