蛙鳴く

 きょうは夏空。暑い。お昼前から蛙の大合唱。ブックオフ長泉店で二冊。井村君江アーサー王ロマンス」ちくま文庫 1992年初版、K.ブリッグス「妖精の国の住民」ちくま文庫1991年初版、計210円。この数日ジャズばかり聴いていて本を読んでない。ジャズの快楽VS.読書の悦楽。今はジャズ。そのジャズも、1970年代前半の山下洋輔トリオとアート・アンサンブル・オブ・シカゴを双璧として、自分にとってのジャズの極みを感じた。その後のジャズに熱を失っていった。1980年以降はジャズ・レコードをろくに買わなくなった。関心はワールドミュージックへ移っていった。ジャズに回帰して今よく聴くのはモダン・ジャズと呼ばれるもの。フリー・ジャズはろくに聴かない。歳をとったせいかな。それともフリー・ジャズが青臭く感じられるからかな。賑やかな蛙の声が変わった鳴き方をすればヘン。アルバート・アイラーのようなごく一部のジャズメンを除いて、大方のフリー・ジャズはクズだった、と言いたくなる。まあ、それは美術にも言えることだけど。珍奇なものを新機軸と勘違いする輩=評論家がのさばっていた昭和の時代。それに振り回されていた私。情報の良不良の識別能力が重要なことは今も昔も変わらない。ここら辺の蛙は今のところ正常のようだ。と思ったら、養魚場を営んでいる友だちは「わからないわよ」。ドキッ。

 蒼井そら20日のブログで韓国でバッシングを受けた体験を書いている。韓国って国はどうしようもなく偏見の強い国だ。

 古本屋ツアー・イン・ジャパン18日に日吉のダダ書房。学生時代、この店の二階によく寝泊りした。お世話になりました。