『述語的世界と制度』「第三章 ノモス・制度・法のアポリア」ニ

 甲斐バンド『かりそめのスウィング』も浅川マキ『前科者のクリスマス』も忘れ、ジングルベルも耳にせずに過ぎた。 歳末の慌ただしさも感じない。訊いた人は「だねえ」とうなずく。静かな2016年、平成二十八年の師走。

 午後、源兵衛川中流部、水の苑緑地から下流、一本松までのヒメツルソバを抜く。分流している水路の際のも抜く。 未明の雨で土が緩んでいて三十センチほどの根が抜ける。土のう袋半分ほど。今年の作業は終わり。ふう。

 中村雄二郎『述語的世界と制度』岩波書店1998年初版「第三章 ノモス・制度・法のアポリア」を少し読む。 実定法の話題には一言、よくわからん。
 ネットの見聞。
《 神々しいまで圧倒的なオーラを放つエレガントな女性のために 》 Julliette et Justine
 http://juliette-et-justine.com/concept/
 この惹句にの前半を「凶々しいまで」と替ええると、西洋美術館で開催中の『クラーナハ展』の惹句になる。
 http://www.nmwa.go.jp/jp/exhibitions/2016cranach.html
《 戦争の惨禍は、いまだに世界から消えない。憎悪が憎悪を招く連鎖は、なくなろうとしない。
  寛容の心、和解の力を、世界はいま、いまこそ、必要としています。
  憎悪を消し去り、共通の価値のもと、友情と、信頼を育てた日米は、いま、いまこそ、寛容の大切さと、和解の力を、 世界に向かって訴え続けていく、任務を帯びています。 》 毎日新聞
 http://mainichi.jp/articles/20161228/k00/00e/010/165000c

《 あああ、何がおかしいか分かった
  「和解の力」って、和解そのものが何か主体的に力を持っているような言い方
  「憎悪がなくなろうとしない」「戦争の惨禍は世界から消えない」もそう
  主語に人間を立てることを避けてるんだ 》 buu
 https://twitter.com/buu34/status/813873659244752896

《 「私達は和解しましょう」「憎悪をなくしましょう」「惨禍をもたらす戦争はやめましょう」と、 わざと言わないようにしてんのか? 》 buu
 https://twitter.com/buu34/status/813874108874178560

《 二国間で何かを成し遂げて、それで手を取り合って、「これが和解の力ですね」って言い合うなら分かるけど。
  「和解には力がある」と勝手に前提して、「世界に和解の力が必要」「和解の力を訴える」って唱えても、 それは空想の世界のお話であって、どこに説得力があるってんだよな。 》 buu
 https://twitter.com/buu34/status/813897956872974336

 ネットの拾いもの。

《 日本が太平洋戦争に勝って大東亜共栄圏を築くに至った場合、最も憂慮すべき事態は、 「中国を征服したら中国になる現象」である。 》 総統
 https://twitter.com/soutou_d/status/813664438171541504