焼き芋じいさん(閑人亭日録)

 友だちがいただいた薩摩芋を焼き芋にして、と言ってくる。小ぶりの芋三本を、水漏れで使わなくなったご飯炊きの土鍋に並べる。私の調理用ガス台にパン焼き用の網を置き、その上に土鍋を載せる。とろ火で五十分。頃合いを見て、二重蓋を開け、爪楊枝で刺してみる。いい具合。炬燵でぬくぬくしている友だちのともとへ鍋を持っていく。友だちが蓋を開けると湯気が立ち、いい匂いが広がる。冷めるのを待って友だちが試食。「うん、おいしい!」。焼き芋を作るのは初めてだけど、私にはまあ、お手のもの。
 で、知人女性に贈りたい、というので午後再び焼き芋を作る。夕方また作る。芋はまだある。当分焼き芋じいさん。
 年賀状を書き終える。中学生のときに竹の根で制作した落款(!)を捺す。半世紀以上経って使うとは。
 「EGO-WRAPPIN' Midnight Dejavu~色彩のブルース~」を視聴。
 https://www.youtube.com/watch?v=eSLnY0FTaX4