2024-02-22から1日間の記事一覧

帰還(閑人亭日録)

7日昼前救急搬送されて入院した病院を退院、帰宅。入院中に埴谷雄高『死霊』講談社一九七六年四月二十二日 第一刷発行を読了。第一章から五章を収録。病室で退屈と鬱屈を紛らわすにはうってつけ。無窮の夢魔の世界を引き摺り回される印象。好悪が分かれるだ…

『死霊』二(閑人亭日録)

以下、七日の日録。 埴谷雄高『死霊』を初めて読んだのは、『全集・現代文学の発見 第七巻 存在の探求 上』学藝書林 昭和四十二年十一月十五日 第一刷発行 でだった。その本はどこかへ行って、本棚にはきれいな状態の翌年の二月一日発行がある。挟み込みの小…