帰還(閑人亭日録)

 7日昼前救急搬送されて入院した病院を退院、帰宅。入院中に埴谷雄高『死霊』講談社一九七六年四月二十二日 第一刷発行を読了。第一章から五章を収録。病室で退屈と鬱屈を紛らわすにはうってつけ。無窮の夢魔の世界を引き摺り回される印象。好悪が分かれるだろう。私は興味深く読んだ、としか言いようがない。