記念日

 きょうは太平洋戦争開戦記念日。天気は晴朗、波は高いかな?
 先だって韓流にハマッてソウルへ行ってきた知人女性が、すべての日本人は韓国に謝罪しなければいけないと、声高に発言した。彼女に反論する気も失せた私。3日の毎日新聞朝刊、小菅信子「<現在>を読む」の「ドイツ和解への道」から。
拓殖大学佐藤健生教授は、ドイツではナチス犯『罪』と、それに対する『責任』とを分けて考えるのに対して、日本では謝『罪』という行為に見てとれるように、罪を集団的なものとしてとらえる傾向があると指摘した。」
「犯罪者として裁かれたのは、あくまでも、個人である。もしドイツ国民全体に『罪』が負わされるならば、それは連座制であり野蛮な発想である、ゆえに受け入れられない。」
 同感。

 毎日新聞昨夕刊コラム「売れてます」は新書・ノンフィクションの年間ベストセラー。
1位 坂東真理子「女性の品格」
2位 飯倉晴武編著「日本人のしきたり」
3位 藤原正彦国家の品格
4位 岡田斗司夫「いつまでもデブと思うなよ」
5位 福岡伸一生物と無生物のあいだ
 以上に共通するのは「理想郷」だと、風丸良彦は書いている。昭和の時代、一部の日本人は満州北朝鮮に理想郷を夢見て渡った。理想郷を思い描くことは……私にはできない。

 ブックオフ長泉店で二冊。川上弘美「椰子・椰子」新潮文庫2001年初版、半藤一利漱石先生ぞな、もし」文春文庫1996年初版、計210円。前者はたまたま開いたページに「日帰りで三島に行く。」の一行があったので。
 日帰りといえば、半年ほど前に来館された山梨県甲府市の方が夕方近くに来館。これから身延線で帰られると。いつ着くのだろう。