昨夜の雨が富士山では雪。今朝は青空に白冨士。開館前にブックオフ長泉店へ。石沢英太郎「視線」文藝春秋1977 年初版、今野敏「隠蔽捜査」新潮文庫2008年4刷、ミステリー文学資料館・編「恋は罪つくり」光文社文庫2005年初版、計315円。
一昨日は国立西洋美術館のヴィルヘルム・ハンマースホイ展や小金井市での味戸ケイコ個展などへ行った。ハンマースホイは、1900年年代初頭の五年間ほどに傑作が集中している。その後はゆっくりと落ちてゆく。画家の宿命を痛感。常設展でジョルジュ・ド・ラ・トゥール「聖トマス」に再会。これはまぎれもない名作だ。この一点で満足。購入した西洋美術館に拍手……だけれども、展示場所がひどすぎる。あまりに無頓着。
武蔵小金井で駅で下車、味戸ケイコ個展で味戸さんに挨拶。どこかお疲れ気味のご様子。早めにお暇した。
鉢植えに水をやり、お掃除を少々。お日様ぽかぽかの午後をボーッと過ごす。回り込んだ秋の午後の陽射しが、静まりかえったホールの白い壁面と並んだ椅子に独特な影を落としている。まるでハンマースホイの絵のような。