やっと晴れてきた

 朝は曇天。昼近くになってやっと晴れてきた。昨夜は気分転換にブックオフ三島徳倉店へ自転車で行く。宮田登「冠婚葬祭」岩波新書1999年初版、佐々木俊介「繭の夏」創元推理文庫2001年初版帯付、長田順行「暗号と推理小説教養文庫1986年初版、三谷一馬「江戸商売図絵」中公文庫1996年3刷、計420円。

 昨日話題にした米澤穂信夏期限定トロピカルパフェ事件創元推理文庫でそうなんだよな、と同意した記述。

「わからないものを解くときに、集中してはいけない。これは僕の経験則だ。もちろん、何が問題であるかを把握するためには集中しなければならない。じっと思考を細くして、焦点を絞っていく。しかし、いよいよ詰めの段階に入ったら、今度は集中を解かなければならない。もちろん、緊張の糸は切ってはならない。緊張感は保つけれど、思考は拡散させるのだ。(略)事の真意をつかむには、思考を散らすのだ。コアを包み込む全体像こそが、真に見るべきものなのだ。」98頁