素敵な2010年カレンダー

 その日の出来事をその日のうちに日記に記すのは、どうも苦手。極私的紙日記(万年筆でノートに書いている日記)は、数日間の出来事をまとめて記している。新聞記者のようにすぐに記事にするのは、私の能力の範囲外にある。で、今朝も、昨日の出来事を反芻して、ああ、これは書いておかなくてはなあ、と思った。
 地元三島印刷がPR用に作ったカレンダーに、ご近所の画家湯浅猛氏の油彩画を使ったが、昨日の午後、その見本刷りを見に、湯浅氏のアトリエで写真撮影をした遠藤由美子さんと助手役をした商業デザイナーの内野まゆみさんが来館。大判のカレンダーの表紙を一目見て「まあ、いいじゃない!」。めくって大きく印刷された写真一枚一枚に、お二人「よくできてるわね!」と満面の笑み。その場で湯浅氏に電話。「よかったわね〜」と喜びを分かち合う。同業者のデザインに内野さんは、湯浅氏が写真だけ提供して、後はお任せで何ら注文をつけなかったから、何の制約もないので、デザイナーが思う存分デザインできたのよ、だからいいものができたのよ、と。たしかに。
 撮影までが大変だったと、後から知った。この春、湯浅氏がK美術館で偶然、内野さん立会いでの遠藤さんの撮影現場を見ていて、それで遠藤さんに撮影を依頼。遠藤さんは大型絵画の写真撮影は手がけたことがない。遠藤さんは巧く撮影できるか心配で内野さんに相談。内野さんは、デザイン仲間の写真家西原克己氏に撮影のポイントを聞き、撮影に助手として臨んだ。撮影は滞りなく進み、その成果がこの大判カレンダーの印刷に反映されている。辛口の評価を下す年配の方も「よく出来ている」とお褒めの言葉。湯浅氏はゴキゲン、内野さんと遠藤さんは「やったね!」。そして来年一月五日(火)からの最初の企画展は「湯浅猛 2010カレンダー原画展」。

 昨夕、帰りがけにブックオフ長泉店で二冊。ダンテ「神曲 地獄篇」集英社1987年初版函帯付、日本近代文学館・編「愛の手紙」青土社2002年初版帯付、計210円。前者は同じ寿岳文章訳の文学全集で読んでいるけど、活字が大きいので買い。

 東北楽天、第2ステージ進出決定。うーん、野村監督、メイクドラマだなあ。

 2ちゃんねるで拾った静岡ネタ。

「新幹線や高速道路ではまだ静岡かよクソなげぇ としか思ってなかったが釣り始めてからはあの海岸線の長さが羨ましい」