歩く街

 9日(金)は臨時休館します。

 「宇沢弘文著作集1 社会的共通資本と社会的費用」岩波書店、「自動車の社会的費用再論」から。

≪二十世紀を通じて支配的であった都市計画の理念は、ル・コルビジェの「輝ける都市」に代表される考え方であった。≫ 304頁

ル・コルビジェの「輝ける都市」は、建築素材として、コンクリート、鉄鋼、ガラス、大理石を使って、伝統的な建築様式にとらわれない自由な建築群と、近代的なデザインと機能性をあわせもつ自動車の群れとが巧みに調和した、いわば芸術作品としての都市を計画したのであった。≫305頁

ル・コルビジェの「輝ける都市」では、人は、ル・コルビジェの意図するままに動くロボットとしての役割を果たすにすぎない。≫305頁

ル・コルビジェの「輝ける都市」の人間的貧困と文化k的俗悪を的確に指摘し、その矛盾を明らかにしたのが、ジェーン・ジェイコブスであった。≫306頁

≪そして、人間的に魅力のある都市をつくるために、都市の「再生」のために、どのような基準を導入しなければならないかということを、四つの条件にまとめ上げたのであった。≫306頁

≪第一の原則は、街路の幅はできるだけせまく、曲がっていて、一ブロックの長さは短い方が望ましいというものである。≫ 307頁

≪第二の原則は、再開発にさいして古い建物ができるだけ多く残るように配慮しなければならないということである。≫ 307頁

≪第三の原則は、都市の多様性にかんするものである。≫307頁

≪第四の原則は、都市の各地区は、人口密度が十分高くなっているように計画されなければならないということである。≫ 307頁

≪人間的な魅力を備えた都市は、まずなによりも歩くということを前提としてつくられなければならない。≫308頁

 歩く街……三島市みたいだ。車を運転しにくい街が三島市中心部。歩くのが楽しいのが三島市中心部。路地あり小川(用水路)あり、緑地あり、泉あり、カワセミが飛び、ホタルが舞う。すべて新幹線三島駅から徒歩十分足らずにある。飲食には事欠かない。

 ネットの拾いもの。「たちあがれ日本」は「たちくらみ日本」「立ち枯れ日本」「たちやがれ日本」「立たなければ転ばなかったのに」など、いろいろ言われている。

≪「クララが立った〜」

 違うかw≫

 ≪開票速報の時に

 自民 民主 公明 共産 社民 みんな たち

 このように「たちあがれ日本」は「たち」と略されるはず。

 ここはバランスを取って誰か「ネコ党」も作るべき。≫

≪問: 「どんより」を使って短文を作りなさい。
 答: 「僕は、うどんよりそばが好きだ」

 問: 「もし〜なら」を使って短文を作りなさい。
 答: 「もしもし、奈良県の人ですか?」

 問: 「まさか〜ろう」を使って短文を作りなさい。
 答: 「まさかりかついだ金たろう」

 問: 「うってかわって」を使って短文を作りなさい。
 答: 「彼は麻薬をうってかわってしまった」≫