ダン・ブラウン「ダ・ヴィンチ・コード(上・下)」角川書店2004年初刊を読了。突飛な内容、でも本当かも、と思ってしまう。これは面白いわ。映画化されるのも当然だ。内容が映画的だから。今夜のテレビで映画「ダ・ヴィンチ・コード」をゆっくり観られる。
先月、ロミ「突飛なるものの歴史」高遠弘美訳、平凡社が出た。原題は「 HISTORIE DE L'INSOLITE 」。INSOLITE(突飛なこと)はアンソリットと読むようだ。以前ブックオフで105円で買った「現代フランス語辞典」白水社2001年4刷が役立った。突飛と思われる本でも、安ければ買っておくことだなあ。
昨日、「萩原朔太郎のように仏蘭西へ行きたくなるなあ」と記したけど、その詩「旅上」冒頭二行は≪ふらんすへ行きたしと思へども/ふらんすはあまりに遠し≫だった。漢字の仏蘭西ではなかった。「旅上」は1925年、朔太郎四十歳に出た「純情小曲集」に収録されているのだけれど、二つ前の詩「女よ」には≪そのごむのごとき乳房(ちぶさ)をもて/あまりに強くわが胸を圧するなかれ≫の二行。いつの世も男の夢は変わらない。
ネットの拾いもの。
≪彼女は胸だけは触らせてくれない。なんで、と聞いたら、
「乳ガンは男性に揉まれながら発生する」と書いてあったから、だと。
それ、男性にも、まれながら……だろ……。≫