隔たり……パリ

 フリードリヒ・ニーチェツァラトゥストラ」、第一部「老いた女と若い女」から。

≪真の男は二つのことを欲する、危険と遊戯を。それゆえ男は女を欲する、もっとも危険な玩具として。≫

≪真の男のなかには子どもが隠れている。この隠れている子どもが遊戯をしたがるのだ。さあ、女たちよ、男のなかにいる子どもを見つけ出すがいい。≫

≪男の幸福は、「われは欲する」である。女の幸福は、「かれは欲する」ということである。≫

 「男の幸福」を変換したら「男の降伏」と出た。

 すごくいい天気。萩原朔太郎のように仏蘭西へ行きたくなるなあ。パリはいい季節だろうなあ。でも、パスポートはない。で、ダン・ブラウンダ・ヴィンチ・コード角川書店を今頃になって読み始める。事件は深夜のルーヴル美術館から始まった。ネットの拾いもの。

≪「パリへ行って言葉に不自由しなかった?」

 「僕はしなかった。けどパリの人が不自由してたよ」≫