休館日

 昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。佐々木譲『警官の血(下)』新潮文庫2010年3刷、トム・ロブ・スミス『グラーグ57(上・下)』新潮文庫2009年初版、計315円。

 お昼前に美術館へ来て昨日気になった箇所をお掃除。休館日でないと落ち着いてできないガラスケースの内側を慎重に磨く。無事終了。冷房をかけてあるのに汗ビッショリ。ふう、やれやれ。

 久世光彦『夢あたたかき』講談社文庫1998年初版、1981年8月22日に亡くなった向田邦子の回想記「昨日のつづき」冒頭。

≪毎年、この日の午後はいやに暑い。ここ何年も、雨上がりで涼しい風が吹き渡るといったことがなかった。残暑というにはまだ少し早いような気がするが、コンクリートの道路が白く光り、窓ガラスが鏡のように反射して、風情のない暑さである。≫

≪十四年は、昨日のつづきでもあり、やはり正しく十四年でもあるのだ。≫

 この本が出て十五年。やはり暑い。

 ネットの拾いもの。

≪君が彼女のファッション変えてやれよ。

 男が彼女を育てるんだよ。

 育てたらどっか行っちゃいました。≫