昨夕帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。『山本周五郎全集 第三十巻 小説の効用 雨のみちのく』新潮社1984 年初版函帯、スウィフト『ガリバー旅行記』岩波文庫1999年39刷、『岩波文庫の80年』岩波文庫2007年2刷、計315円。
展示した版画作品をあらためて確認。清野泰行の木版画二点は、二十年あまり前に購入。その後の蜜蝋を使った造形作品に惹かれなくて関心が薄れた。東京学芸大学の准教授になっていた。二十年近く前に銅版画を購入した若月公平は東北芸術工科大学の教授になっていた。
エチオピアの歌姫Yeshi Demelash のジャジーな新曲 Qeneを You Tube で視聴。たゆたう気怠さ。今の気分。
ネットの見聞。
《 余計なタッチがなく、生命の表情を端的にとらえるロートレックの動物画に強烈な詩情を感じる。力強い線と消え入りそうに細いあえかな線。隅々までオールオーヴァーに描かれていないことに、対象が生きて動いていること、運動や息づかいそのものが描かれていることを感じる。 》福山知佐子
《 川上弘美『センセイの鞄』を買ったのは25%が60歳以上の男性で、当時、「センセイ」のモデル論争があって、高橋睦郎、川村二郎、池内紀などの名前が上がっていたという。 》岡崎武志
《 木下直之『股間若衆』新潮社。公園や駅前などに置かれている男性の裸体彫刻は、身体の各部位がかなりリアルに彫られているにもかかわらず、なぜか股間だけは曖昧にぼかされている、その現状と理由を追ったルポルタージュです。 》大矢博子
《 各章のタイトルも笑えます。「股間若衆」「新股間若衆」「股間漏洩集」など。巻末の「股間巡礼」は各地の曖昧模っ糊りを巡るためのモデルコースまで載ってます。地元の曖昧模っ糊りを探す散歩がしたくなる一冊。言っておくけど、これはかなりまじめな美術専門書ですからね、そこ大事ですからね! 》
《 木下直之『股間若衆』では、その彫刻の曖昧模糊とした股間を「曖昧模っ糊り」と名付け、さまざまなバリエーションの曖昧模っ糊りを紹介。面取り型や葉っぱ付き、バレエダンサーのタイツっぽいものや、輪郭がとろけたようなモノなどいろいろ。それは芸術家と官憲の戦いの歴史でもありました。 》
《 北九州がれきに、県外から反対するのはおかしいと言う方、ぼんやりしていたら、みな汚れてしまう。島田市が警告してくれています。 》早坂類