2刷

 昨日買った本のように、詩歌小説などの文学書だと、初版を買いたくなる。が、誤植の問題がある。今ゆっくり読んでいる三十年前の長編小説、「組する」が「与する」ではないかと、考えているが。これは初版なので、文庫本ではどうなっているんだろう、とちょっと気になる。

 ネットの書き込み。

《 島田裕巳『映画は父を殺すためにある』(ちくま文庫)、P99に5回も「デンキブラシ」と出てくるが、デッキブラシと電気ブランが混ざっちゃったのだろうか。誤植だろけど、5個もだと自分の方が間違ってる気がしてきたり。 》

《 島田裕巳『映画は父を殺すためにある』(ちくま文庫)、「デンキブラシ」の件は2刷で直したとのこと。いやぁ、増刷ってやっぱりいいものですね。 》

《 読者としては、買う選択肢がいろいろ欲しいです。全部の作家さんにあてはまるわけではありませんが、ハードカバーと文庫本、両方持っていたい。持ち歩き用に軽い本を同時に出してくれたら、両方買うのになあ。少数派なんでしょうか、こういうの。 》

 泡坂妻夫種村季弘中井英夫服部まゆみらはハードカバー、文庫本どちらも持っていたい。文庫本の解説に一喜一憂共感反発したい。しかし、現役作家では……見当たらない。

《 私はそのときに「学」に対峙すべきものとしての「術」の可能性というものを知ったからだ。 》

 学術、芸術。私の書いたもの、学もなく、芸もなく、なす術もなく……。小雨模様。

《 世界規模の現代美術展、独で開幕 愛媛の美術家も参加 》朝日新聞

《 世界最大規模の国際現代美術展「ドクメンタ」の第13回展が9日、ドイツ中部の都市カッセルで開幕する。(略) 日本からは美術家の大竹伸朗さん(愛媛県宇和島市)が参加する。 》

《 この言い方はないよね。》

 上記朝日新聞の記事に私もあきれた。「愛媛の美術家」とはまるで地方の県レベルの作家扱い。

 ネットの見聞。

《 「節電」は電力会社の経営の失敗、国の原子力安全の失敗、それに国が膨大な税金を原発にだしていたことの失政をカバーする行為であることも同時に知る必要があります。 》