昨日帰りがけにブックオフ長泉店で三冊。海堂尊(たける)『ブレイズメス1990』講談社文庫2012年初版、ロアルド・ダール『チョコレート工場の秘密』評論社2006年18刷帯付、同『すばらしき父さん狐』評論社2008年3刷、計315円。『チョコレート工場の秘密』は田村隆一の訳で読んででいるけど、この柳瀬尚紀の訳も面白そう。
《 この作品を翻訳しながら、たいへんに楽しい時間をすごしました。それは要するに、この作品がとても面白いからです。 》「訳者から」より
旧『チョコレート工場の秘密』を本棚の中から探し出すのに一苦労。以下ほどではないけど。
《 絶対持ってるはずの本がどこを探しても見つからないというよくある罠にはまって小一時間。 》
《 あった……この探してる間にたぶん一冊半くらい読めた……。 》
買っていないと思っていたイタロ・カルヴィーノ『木のぼり男爵』があった……。
真藤順丈(じゅんじょう)『地図男』MF文庫2011年初版を読んだ。スラスラ読んだ。結びの近く。
《 俺はゆるやかに刷新された世界に融ける、そのいとおしい猥雑さ。無節操なイノセント。やっほう。物語の一部となって俺は沸騰する。 》141頁
このくだりに古川日出男の小説を連想。亜流といっては語弊があるが。
風が凄い。いつもの道を避けて細道を自転車で来る。正解だったけど、時折風に煽られ、よれよれ。午後から出かけるので早仕舞い。