「 私の大好きな探偵 」

 昨日、一冊書き忘れ。クレイグ・ライス『こびと殺人事件』創元推理文庫1996年3刷、 108円。クレイグ・ライスの文庫本は十冊になった。処女作『マローン売り出す』 光文社文庫1987年初版、小鷹信光の「訳者あとがき」結び。

《 本書を、クレイグ・ライスに惚れこんでいた小泉喜美子女史の霊に捧げます。 》

 『こびと殺人事件』巻末著作リストには第一作『時計は三時に止まる』。え、なんでえ、 と調べると、『マローン売り出す』を改題したものだった。持っていなくてよかった。 訳者は小鷹信光だから同じだろう。翻訳ものは題名が変わるから困る。しかし、まだ 一冊も読んでいない。

 仁木悦子『私の大好きな探偵 仁木兄弟の事件簿』ポプラ文庫2009年初版を再読。 内容はほとんど忘れているが、読みだすと思い出す。少年少女向きと大人向きの計 五篇。どれも手抜き無し。「二皮目」という言葉、知らなかった。ふたかわめ= 二重まぶた。前にも書いたかな。

 師走が雨で始まるとは珍しい。雨が止んだ 昼前、グラウンドワーク三島の仲間と 三島市役所へ赴き市長に面会、「市民普請大賞」受賞の報告をする。専務理事からは 皇太子殿下のいいお話を聞き、市長からはいい発言を聞く。午後再び雨。雨が上がって ふわっと明るい日差し。華麗な落日。そこにはもう宵闇の気配。懸案が片付いてほっ。 買いものへ。カボチャを煮る。酒4味醂6の割合くらいで煮るのが今は好み。

 毎日新聞朝刊に『月刊住職』の広告。初掲載じゃないかな。
 http://www.kohzansha.com/jimon.html

《 お寺から出る不用物はいかに処分したらよいか。 》

《 今年の冬も予想される大雪にお寺はどんな準備が必要か  》

 ネットの見聞。

《 ところで次号の『現代思想』の特集はなんと「現代思想」。『社会学評論』で 「特集・社会学」やるぐらいロックだが、現代思想の高齢化(言及対象がほとんど 亡くなっている件)を考えると、いい企画であるように思う。ここ20年ほど 「ビッグネーム輸入」がことごとく失敗している気がするので。 》 北田暁大

《 知り合いとたまに会って飲んで話してわかるのは、どいつもこいつも、 俺様の霊験あらたかで示唆と含蓄に富む尊きツイートを、まったくもって 読んでやがらないということだ。 》 栗原裕一郎

 私はツイッターフェイスブックもラインもやっていない。そんなヒマないわ。 見るヒマはある。

《 「誰か投票するに値する候補者を用意してくれるなら、選挙に行ってやってもいい」 「それができないのは『政治サイドの責任』であり、俺の責任じゃない」国民が命がけで 「民主化」を勝ち取った国では、こんな子供のような甘えた発想は出てこないと思う。 日本の民主化は棚ぼた的で、あまりに安易だった。 》 山崎雅弘

 ネットの拾いもの。

《 絶対持ってるはずの本がどこを捜しても出てこない絶望感。 》

 同病相哀れむ。笑うしかない。

《 月が変わって…  > 年末よ! <  》

 ツキがついてきたきょう、宵の月は天空に。

《 来月って来年らしいよ 》

 早。

《 低俗は力なり 》