梅雨明け。沼津市の海辺にある芹沢光治良記念館へ友だちの車に同乗して行く。知人の昆虫の写真・絵画を見る。 友だちは面白がる。私は企画展の「光治良と少女小説展」にひときわ興味が向く。しょうがないよなあ。 http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/shisetsu/serizawa/tenji/doc/syoujyo.pdf
芹沢光治良記念館での知人の個展について、友だちが感想を載せていた。
《 現在、展示中の沼津市在住の細田裕紀さんの個展に行ってきた。イチミリに至らない小さな虫たちの姿に、心の目で、観察し精密に描いた絵、根気強く狙った写真、沼津にこんなにすごい人がいたんだと、感激した。
このしゃぼん玉のような、パールのような色写真で表せるか、心配だったが、どうぞ、そんな目で私がとった写真をみてくださいね。
バックの葉の葉脈まで数えたという細密にも、ほどかあるという絵。絵を描く者には、この、根気と、大変さに、驚くと思う!是非、多くの方にみてほしいものです。
現代版ファーブルかな?顕微鏡のような、重たいカメラを担いで写真をとり、絵で表す。びっくりです。 》 http://www.city.numazu.shizuoka.jp/kurashi/shisetsu/serizawa/tenji/index.htm#hosoda
びっくりといえば沼津市杉崎町のジョナサンで友だちと遅い昼食をしていた時、通路向うの女子高生二人、食べっぷりもすごいが、一人は靴を脱ぎ、荷物を座席の上に置きその上にあぐら座りで食べている。肉食系オヤジギャル、ここにあり。
その後、三島市の写真家岡部稔氏のお店へ。友だちの文章を転載。
《 岡部旗店・ギャラリー新作が準備できました。
エモン・アワード受賞者岡部稔氏の新作を展示しております。どうぞ、お出掛けください。
今回の新作、岡部さんの、作品とともに、スタイリッシュな額に、注目です。例えば、バーのカウンターのメニューやワインリストを入れてもおしゃれです。ぜひ、手にとってみてください。 》
転載は楽だなあ。
車窓から見る車のナンバー。宮崎、神戸、名古屋、松本、横浜、品川、会津……東京はなかったな。
去年の夏は何をしていたか、記憶にない。季節は繰り返すけれども、年ごとに何かがずれてゆく。私も歳をとる。 午後九時からが”NIGHT”。夜だと聞く。それまでは”EVENING” 。晩。雑事が片付き夜になり、気持ちは次第に 落ち着いてくる。何年も夜は出歩かない。大通りからは酔客たちの賑やかなざわめきが聞こえてくるが。彼らに 誘(いざな)われることはない。日中の暑気と陽射しが少しずつ収まり、熱を孕んだ濃厚な湿気が澱む夜になる。
《 それは空中に位置を移した水といふべきだ。 》 大岡信「風の説」
秋でも冬でも春でもない一夏の重い夜。湿った重みを肌と肌で受ける。身は酔いに任せ、心はゆらゆら浮遊する。 時がゆるむ。夏の夜の他愛ない……ア・ソ・ビの一人時間。
《 なめらかな女体となるだれのものでもない夜空 》 「水の皮と種子のある詩」
安い赤葡萄酒に溶けるミルクチョコレート。
《 こころといふはるかなもの
まなこといふはるかなもの
舌といふ波であるもの
手足といふ波であるもの 》 「豊饒記」
まなざし。味覚。たゆたう。
《 近づいてくるものよりは遠ざかるものに いつそう豊かな陰影があつた 》 「サム・フランシスを夢みる」
夜更け。指先から零れる……。
《 「取扱注意!」 》 「少年」
注意せよ、オレ。
詩はすべて大岡信『悲歌と祝寿』青土社1976年より。
ネットの見聞。
《 東京で開催中の土木展 で展示されている新宿駅、渋谷駅、東京駅の透視図が「X線のイラスト」 と形容されて海外で話題になっている。 建築家の田中智之氏が手書きで制作。 》
http://www.wired.com/2016/07/lose-tomoyuki-tanakas-x-ray-illustrations-tokyo-train-stations/
http://www.2121designsight.jp/program/civil_engineering/
《 日本の最南端「沖ノ鳥島」を管理するのは横浜市鶴見区内にある役所だった 》
http://portal.nifty.com/kiji/160715196993_1.htm
《 対米兵防犯パトロール員 辺野古、高江を「警備」 市民の抗議抑制 防衛省計画 》 琉球新報
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-317653.html
《 英軍兵が沖縄の米軍基地で訓練 本紙請求に英政府開示 》 沖縄タイムス
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=178877&f=t
《 1947年の今日7月17日は、ハンガリーで数千人のユダヤ人を救ったのち、スウェーデンの外交官ラウル ・ワレンベリがソ連KGBによって殺害された日。ソ連に連行後の行方は長年不明だったが、 前ツィのとおり最近になって最期が判明した。 》 スウェーデン政治経済情報
https://twitter.com/sweden_social/status/754628637953888256
ネットの拾いもの。
《 高知市のルイ・ヴィトン高知店跡にセブン―イレブン 》 高知新聞
http://www.kochinews.co.jp/article/34011/
《 都知事選の話になると、「オレたち、バチがあたるような悪いことしましたかね?」 と伏し目がちに語るようになった。 》 赤城毅
https://twitter.com/akagitsuyoshi/status/754681457692422144