段ボール箱三つ

 昨日家に籠もって本を根詰めて読んでいたので昼前、ブックオフ三島徳倉店へ自転車を走らせる。大林太良『葬制の起源』中公文庫1997年初版、木村泰司 『名画の言い分』ちくま文庫2011年初版、清水潔『殺人犯はそこにいる』新潮文庫2017年17刷(二重カバー)、野沢一馬『大衆食堂』ちくま文庫2005年初版、樋口有介 『猿の悲しみ』中公文庫2015年初版、計540円。大衆食堂や下町酒場は縁遠いのに、なぜかその種の本に手が伸びる。

 先だって絵を嗜んでいる年配の婦人と話をした折り、私が判断規準としている画家として、ルカス・クラーナハ(1472-1553)とジョルジュ・ド・ラ・トゥール (1593-1652)を挙げた。ご存知ないので、国立西洋美術館での展覧会のチラシをコピーして郵送。前者のキャッチ・コピーは「冷たい視線が惑わせる。」。後者は 「再発見された神秘の画家」。
 https://bijutsutecho.com/insight/377/
 http://www.salvastyle.com/menu_classicism/latour.html

 昼食後、窓ガラスを拭いたり、台所の床を拭いたり、ガスコンロ回りの油汚れを掃除したり、障子の桟の薄ホコリを掃除機で吸い取ったり。じゃがいもを茹で、 かぼちゃを煮て、炊飯器のスイッチを入れ、黄昏。おお、主夫だ。
 段ボール箱三つに文庫本を収める……本が減った気がしない。なんでだろう。箱が小さいのかなあ。これ以上大きいとギックリ腰。

 ネット、いろいろ。

《 墨の評価は非常に多岐にわたる。着色力が最も大事なのだが、黒に隠れた後ろの色味、滲み、筆使いを左右する炭素粒子の分散と凝集状況。 これを追い求めて、皆が究極の墨を探す。墨沼がそこにはある。 》 山猫だぶ
 https://twitter.com/fluor_doublet/status/940603535707709441

 昔書いた拙文の一節を思い出す。

《 それに並行して、作家は「道」を徹底的に分析する。実体として「道」を成立させている墨、紙 そして筆という三位一体の相関関係を、作家は逐一詳細に検証する。 「道」表現における筆の種類、 紙の質そして墨の粒子の細かさと水との馴染み具合等が、科学的精神に基づいて実証的に検証される。  》   創造の「書」 「書」の創造
 http://web.thn.jp/kbi/kitashoron.htm

《 あ、「無名」と言っても「今や」という意味ね。生きてた当時は評価され裕福だった優等生たち。生前一枚も絵が売れなかったゴッホなんかと真逆の関係。 これは近代だけの特徴。21世紀の現代は「死後に評価」ってめったに起きません、念のため。 》 会田誠
 https://twitter.com/makotoaida/status/940409340070019077

《 財務省の中には「一度作ったインフラは、その後は予算を確保しなくても、そのインフラが稼ぎ出す自主財源によって維持管理されて永続する」 という信仰がある。 》 増田の准教授
 https://twitter.com/ProfMasuda/status/940483844603461633

《  「自炊は外食より安い」について
  自炊しない人のする誤解「一食を半分の値段で作れる」
  実際の自炊「一食分の値段で二食作れる」
  ダメな人の自炊「その二食分を一度で食べ尽くす」 》 けんぼー@留年コンサルタント
 https://twitter.com/kembo_net/status/940236451031027713

《 寒くてしょうがないから石炭火力増やして温暖化しようぜ。 》