「NOIZ・2007」七日目

 中野翠「ムテッポー文学館」文春文庫306頁から。
「世の中には、政治教養ネタが高級で、風俗娯楽お笑いネタは低級という『常識』がまだまだハバをきかせているようなのだった。私は、そういう『常識』は一日も早く絶滅しおてほしいと願っている。」
 と、彼女は1990年に書いているけど、2007年の今日でもこの状況はなにも変わっていない。ああ。

 きょうも午前十時を過ぎると来館者。公式には午前十一時なんだけど、開けてあるので入ってくる。なんか、もうバテ気味。参加作家たちがそれぞれに宣伝してくれるのでウレシイ。来館者の笑顔の反応は嬉しいけど、今回の掛け替えのない財産は、各作家たちのふるまい。これは開館十年で初めてだ。