台風消滅〜曇天

 昨日は閉館時には風雨が止んで雲が切れていた。歩いて帰宅。北区と変換された。北区赤羽……。先月28日の話題は赤羽のAKBN 0。「当サイトはAKB48とは一切関係ありません」が笑える。「出かけても北区(帰宅)。誰でも北区(来たく)なる町。」へえ〜。一昨日買った田沢竜次『B級グルメ大当りガイド』ちくま文庫

≪一方、この店を昔から知ってたらな〜と地団駄踏んだのは、赤羽の「まるます家」だね。赤羽って町は、あまり話題にならないが飲食処が充実している。ついでにいえば、赤羽と十条、東十条を併せて東京北部B級グルメゾーンと言える。ここらは、北千住、南千住、三の輪の東北部ゾーンや大井町、大森、蒲田の南部ゾーンに匹敵する掘れば掘るだけハマる宝島なのである。≫135頁

 何を書こうとしていたんだっけ。忘れたときにはその前に戻る。で、斎藤美奈子文章読本さん江』から。

≪アマチュアの文章マニアは、なぜ片腹痛いのか。それは彼女らが、文章界のヒエラルキーを疑うどころか無批判に受けいれて、その内部での出世をいじましく画策しているように見えるからだ。≫118-119頁

≪アマチュアの強みは、プロの凡庸な文章作法をゲリラ的に破壊することにある。ところが彼らは既存の階層構造を肯定し、その内側でのステップアップをめざす。≫119頁

 北一明氏の陶芸・陶彫作品を連想。北一明三八歳にして築窯。それもプロパンガス釜。陶芸家に師事したのではなく、独学で陶芸を始めた。出発はアマチュアだ。しかし、初個展でプロの陶芸家の度肝を抜く高水準の作品を発表。以後既存のヒエラルキーを外側から揺るがす驚異的な作品を次々に発表。「ゲリラ的に破壊」だ。危機感を抱いた業界は北一明を黙殺。それは今もって続いているようだ。イギリスのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館収蔵の 耀変茶碗など、ほんと独創的な名品だ。

 ネットの拾いもの。

≪俺「携帯の番号教えてよ」

 相手「N504です」≫