眠くなるような

 昨日しっかり降った雨のせいで朝はしっとり湿気が残る。風もなく眠くなるような日差し。
 静岡市で虹の美術館をやっていた知人が来館。最近の美術業界の動向を聞く。異常な値上がりをしている絵がある。作品の価値と商品価値の乖離が甚だしい。相変わらずのことが起きている。今の世の中に目利きが何人いるだろう? と二人でぼやく。

 ブックオフ長泉店で四冊。有栖川有栖「有栖の乱読」メディアファクトリー1998年初版、斎藤美奈子「趣味は読書。」ちくま文庫2007年初版、辰巳芳子「味覚旬月」ちくま文庫2005年初版、橋川文三「日本浪漫派批判序説」講談社文芸文庫1998年初版、計420円。
 斎藤美奈子「趣味は読書。」は元版で読んでいる。文庫追加エッセイを読む。これまた痛快に面白い。ここで知人が来館。知人に辰巳芳子「味覚旬月」ちくま文庫を見せる。値札が付いたままでいいというのでそのまま贈呈。右から左へ流す〜とはこのことだな。