3月31日(月) 休館日

 雨なのでぐずぐず。お昼近くに蒲団を出る。
 夕方、晴れたので三嶋大社へ桜を観に行く。神池の中央を通る参道の枝垂れ桜に翡翠カワセミ)がポツンと留まっている。なんとまあ、枝垂れに。それも私から五メートルも離れていない枝に。道行く人たちにつぎつぎに声をかけてしまう。皆さん、わあとちょっと驚き、ケータイ、デジカメをそっと向ける。これは素晴らしい光景だ。きょうはいい一日だった。西のそらはなんとも印象的な色合い。幸田露伴の短篇「雁坂越」の空のよう。
「雲は無いがなんとなく不透明な白みを持っている柔和(やわらか)な青い色の天(そら)」