お言葉集

 長嶺超輝「裁判官の爆笑お言葉集」幻冬舎新書を読んだ。「はじめに」。
「爆笑、苦笑・失笑、はたまた感涙、ときには憤慨……ひとつひとつの言葉に読者の皆さんがどんな感想を抱くかは人それぞれでしょう。」
 私には、しみじみ〜、しんみり〜お言葉集だ。「お言葉」から。
「痛ましい事故であり、深い同情を禁じえない。誰も刑事上の責任を問われないことに、素朴な疑問が生じることは容易に想像できる。金月美帆さんのご冥福を心からお祈りします。」
 無罪判決を言い渡しての言葉。この「明石の砂浜陥没 女児死亡」事件の大阪高裁での控訴審判決の記事が朝刊に載る。
「国・市の無罪破棄」神戸地裁へ差し戻し。
 裁判員にはなりたかないわ。

 昨夜ブックオフ三島徳倉店で二冊。大倉崇裕「やさしい死神」東京創元社2005年初版、芦辺拓「地底獣国(ロスト・ワールド)の殺人」講談社文庫2001年初版、計210円。
 きょうブックオフ長泉店で二冊。林望「『芸術力』の磨きかた」PHP新書2007年4刷、福岡伸一生物と無生物のあいだ講談社現代新書2007年5刷、計210円。