昨夜、自転車でブックオフ三島徳倉店へ行く。天沢退二郎「オレンジ党、海へ」筑摩書房1983年初版函帯付、安岡章太郎・編「滑稽糞尿譚 ウィタ・フンニョアリス」文春文庫1995年初版、ヘンリー・ジェイムズ「ある婦人の肖像(上・中・下)」岩波文庫1998年2刷、計525円。
 本を撫でまわしてからNHKテレビ、竹内まりやの歌番組を視聴。最も多かったリクエスト曲が「駅」。竹内まりやは、この歌しかまともに聴いたことがないが、それが一番人気とは。この歌、中森明菜ではピンと来なかった。ほどよく深い艶のある、中庸の声だなあとつくづく思う。
 日が替わった深夜もNHK。カワイイもの番組をじっと観てしまう。夜更かししてしまった。夜深しワタシはカワイイものが好き。

 ブックオフ長泉店で二冊。中島誠之助「ニセモノ師たち」講談社文庫2005年初版、ミツキエヴィチ「パン・タデウシュ・上」講談社文芸文庫1999年初版、計210円。後者の下巻は入手できるかなあ。オレンジ党、海へ」のように、待てば海路の日和あり、だ。

 古本屋って駅のようなものだ。さまざまな古本が遠くからやって来、出て行く。来たり留まり去ってゆく一時の滞留所。分野別の棚は駅のプラットホームか。ああ、乗り遅れた→ああ、買い逃した。