いろいろなことがある

 朝九時過ぎ、パナソニックの乾電池のロボットが自宅前を通った。

 午前十時、源兵衛川の清掃は、雨のため中止。昨夜の大雨で三島梅花藻が根こそぎ流されて、飛び石などにかぶっている。水の勢いをまざまざと実感。

 午前十時半、バスで美術館へ。途中の交差点で、前方から右折してきた軽乗用が、こちらから直進してきたバイクに接触、バイクは転倒。運転者はすぐに立ち上がってバイクを起こす。が、荷台が壊れた。幸い大事に至らなかったようだ。数人の通行人が目撃していたので、バスは一時停車後発車。最前列の座席だったので、一部始終を見てしまった。

 午前十時四十五分、開館。二分後に来館者。お掃除もできない。ま、いいか。

 午後も来館者が多い。東京でやればすごく人が来ますよ、と言われる。(こんなにあって)無料とは! と男性。銀座松屋での水木展で、目玉おやじの誕生がわからなかったけど、ここでやっとわかったという女性などなど。

 王紅花さんから届いた個人歌誌『夏暦(かれき)』二十五号の一首。

≪ 十年前のガイドブックに載る薔薇園は

   自動車教習所となりてをり ≫

 中井英夫の短篇『薔薇の夜を旅するとき』(『幻想博物館』講談社文庫収録)を連想。

≪「ごぞんじかしら、多摩川べりのG**薔薇園。あれが、この五月いっぱいで閉園になるの」

 「どうして」

 「役に立たないから、つぶして自動車の教習場にするんですって。放っておけることじゃないわ。ご一緒に、見に行きましょう。」≫