藤原伊織『名残り火 てのひらの闇 II 』文春文庫2010年初版を読んだ。途中で 単行本を持っているのに気づいたが、そのまま文庫本で読み進めた。しかし、後半も 半ばを過ぎて、やっと再読であるのに気づいた。なんという記憶力の衰えよ。しかし、 シビレル、やはり。カッコいいオヤジたち、カッコいい女たち。いやあ、いいですねえ。
《 前をいくBMWの運転席の窓からさしだされたものがある。彼女の細い右腕だった。 夜目にも白いその腕が、ゆるやかに上を向いた。そして開いたてにひらが左右に静かに 揺れた。 》
これを読もうと思ったのは、ウェブサイト「出版・読書メモランダム」で採り上げられて いたから。
http://d.hatena.ne.jp/OdaMitsuo/searchdiary?word=%2A%5B%C0%EF%B8%E5%BC%D2%B2%F1%BE%F5%B6%B7%CF%C0%5D
昨日もふれた紙モノ処分は昼前にやっと終了。掃除機をかけ、一風呂浴びる。ふう。 瀬戸内寂聴の彼氏だった小説家小田仁二郎は、生前密かに私物をすべてを処分していた。
人生の収穫期ならぬ減反期に入ったのかな。まあ、不要、無用、邪魔と判断したものは、 即ゴミ袋へ。迷ったら終わり。ここで身軽にならないと、次へ進めない。まだ進むつもり らしい、私は。飛躍したいけど、しそこなって躓くとカッコ悪いからゆっくり進む。何処へ。 これがワカラン。見渡せば……なにもないなあ、今は。
ネットの見聞。
《 百田氏発言:「沖縄をばかにしている」 普天間から怒り 》 毎日新聞
http://mainichi.jp/select/news/20150627k0000m040080000c.html
ネットの拾いもの。
《 「古本まつり」に鞄も持たずに来るやつがいるか。 》