2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧

『現代の美術 art now9構成する抽象』続き(閑人亭日録)

『現代の美術 art now9構成する抽象』講談社(第6回配本)1971年9月20日第1刷発行、藤枝晃雄・編著、巻末の「二つの抽象」を読んだ。冒頭と結びを書き留める。《 現代芸術は、ある確固とした様式をもたないのはもとより、過去の様式が築きあげてきた芸術形…

『現代の美術 art now9構成する抽象』(閑人亭日録)

『現代の美術 art now9 構成する抽象』講談社(第6回配本)1971年9月20日第1刷発行、藤枝晃雄・編著、「はじめに」を読んだ。以下気になる箇所を書き留める。《 今日、私たちが目撃している抽象を具象の後にきた非対称の芸術と見なしたり、シュルレアリス…

『現代の美術 art now8 躍動する抽象』続き(閑人亭日録)

『現代の美術 art now8 躍動する抽象』講談社(第10回配本)1972年2月5日第1刷発行、大岡信・編著、巻末の「生の昂揚としての抽象絵画」を読んだ。 「過渡期の「芸術」と「美」」《 ピカソは比較的早い時期から作品に制作の日付を書きこむ習慣をもっていた…

『現代の美術 art now8 躍動する抽象』(閑人亭日録)

『現代の美術 art now8 躍動する抽象』講談社(第10回配本)1972年2月5日第1刷発行、大岡信・編著、「はじめに」を読んだ。《 いうまでもなく、絵画は色彩と形態によってある大きさの平面をいろどるものだ。画家からいえば、全身的な造形行為の明確な痕跡…